2023.05.31 17:35 更新
2023.05.31 取材
注目アイテム多数のMSIブース。SSD製品の主役は、新たに公開されたPCI Express 5.0対応SSDの新モデル「SPATIUM M570 PRO」だ。現行製品から性能がさらに向上、それを可能にする2タイプの巨大クーラーも見逃せない。
「SPATIUM M570」の上位モデルにあたる製品で、転送速度はシーケンシャル読込最大14GB/s、書込最大12GB/sに向上(SPATIUM M570は読込・書込10GB/s)。容量のバリエーションは1TB/2TB/4TBの3モデル展開になる見込みだ。
そのハイパフォーマンスを可能にするのが、新設計の巨大なクーラー。2タイプが用意されており、パッシブ冷却の「FROZR」は肉厚のヒートシンクと複合ヒートパイプのCORE PIPE×3で構成されており、「SPATIUM M570」搭載ヒートシンクからさらに温度が最大20℃低下するという。
アクティブ冷却タイプの「FROZR+」には、CORE PIPE×1に加えてグラフィックスカードでお馴染みの最新オリジナルファンTORX FAN 5.0を搭載。こちらは「SPATIUM M570」から最大30℃の温度低下が可能とされる。
いずれも極めて大型ながら設計はMSIマザーボードに最適化されており、周辺のコンポーネントやパーツとケンカすることはないようだ。
また、会場ではテスト用のアドオンカードを使用した「SPATIUM M570 PRO PCIe 5.0 NVMe M.2 FROZR」(FROZR搭載仕様)のRAIDデモも実施。RAID 0構成でシーケンシャル読込最大22GB/s、書込最大23GB/sの驚速スコアをマークしていた。なおアドオンカードはあくまでテスト用のため、製品化の予定はないとのこと。
文: 編集部 絵踏 一/取材・撮影:池西 樹
Micro-Star Int'l Co.,Ltd.(MSI): https://www.msi.com/