「ROG MATRIX」シリーズが久しぶりに復活

無骨ながらセンスある外観の水冷グラフィックスカードがASUSブースに展示されていた。極太なチューブで大型ラジエーターに繋がったイカツさ満点なそれは、Geforce RTX 4090を強力な水冷システムで冷却する「ASUS ROG MATRIX Geforce RTX 4090」だ。

おそらく2世代ぶりになるだろうか？ASUSの水冷モデル「ROG MATRIX」シリーズが久しぶりに復活。いかにも冷えそうなオールインワン型水冷ユニットと一体化した、完全水冷仕様のGeforce RTX 4090グラフィックスカードとして市場に帰ってくる。

ラジエーターは120mmファン×3を備えた360mmサイズ。流量の高い高出力ポンプを採用しているとのことで、ユニットとラジエーターはスリーブ加工された極太のチューブで接続されている。GPUとの接触部には大型の銅製ベースプレートを搭載するほか、グリスには熱伝導率の高い液体金属を採用。この液体金属は熱移動の効率を突き詰めるため、独自の配合が用いられているという。

重厚さ際立つカード部分だけでも2kgに迫る重量があり、ポンプが一体化しているためか厚みは2.5スロット程度。強力な冷却性能を備えていることから、現在調整中という動作クロックは「かなり高めになる予定」とのこと。価格は未定ながら9月以降のグローバル市場投入が予定されている。

ROG部門のProduct SpecialistであるSharon Chang氏が製品を解説してくれた

文： 編集部 絵踏 一/取材・撮影：池西 樹
ASUSTeK Computer Inc.： http://www.asus.com/