2023.06.01 03:41 更新
2023.06.01 取材
ASRock Incorporation(本社:台湾)のプレス向けカンファレンスでは、Socket AM5に対応する小型ベアボーンキット「DeskSlim」「DeskMeet」や、55型の8Kゲーミング液晶「PG558KF」などの情報も公開されたのでまとめて紹介しよう。
ASRockの人気ベアボーンキット「Desk」シリーズから、初のスリムモデルが登場した。マザーボードには「DeskMeet」シリーズと同じ、Mini-ITXをベースにした独自規格の製品が採用され、拡張スロットはフルハイトからロープロファイルに変更されている。
その分、本体容量は8リットルから6.5リットルサイズに小型化。またオプションになるが、スリム光学ドライブを搭載することができるのも「DeskMeet」シリーズとの大きな違いになる。
フロントパネルはスリム光学ドライブベイを搭載したモデルもラインナップ。なお国内発売時のフロントパネルをどうするかは調整中とのこと |
主なスペックはCPUはTDP65WまでのRyzen 7000シリーズに対応し、メモリスロットはDDR5-6000 +×4、拡張スロットはPCI Express 4.0(x16)×1、ストレージインターフェイスはSATA 3.0×2、M.2×2。
DeskMeet |
CPUクーラーは高さ70mmまで、ドライブベイは2.5インチシャドウベイ×3、3.5インチシャドウベイまたスリム光学ドライブベイ×1、電源ユニットは300WのTFT電源を備え、本体サイズは幅100mm、奥行き218.7mm、高さ300mm。なお全く同じマザーボードを採用する、Ryzen 7000シリーズ対応「DeskMeet」もラインナップする。
PG558KF |
またカンファレンスでは、現在開発中という55型8Kゲーミング液晶ディスプレイ「PG558KF」のスライドも公開された。残念ながら現物を見ることはできなかったが、液晶パネルには252ゾーンのローカルディミングに対応するIPSパネルを採用し、ハイダイナミックレンジはHDR1000に準拠するという。
主なスペックは、リフレッシュレートは60Hz、輝度750nit、インターフェイスは最大90Wまでの出力に対応するUSB Type-Cの他、HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4×2、USB 3.2 Gen 2 Type-A×4を備える。
PG32UMF |
PG27QF2A |
A27FE/A24FE |
その他、144Hz対応の31.5型4Kゲーミング液晶ディスプレイ「PG32UMF」や、165Hz対応の27型WQHDゲーミング液晶ディスプレイ「PG27QF2A」、ASRockでは初のスタンダード液晶ディスプレイ「A27FE/A24FE」の情報も公開された。
文: 編集部 池西 樹
ASRock Incorporation: https://www.asrock.com