2023.06.05 20:01 更新
2023.06.05 取材
ADATAが展開するXPGブランドのブースにて、気になる電源ユニットを発見。GeForce RTX 4090を4台接続して動作していた「FUSION 1600 TITANIUM」は、組み込み用電源ユニットの老舗メーカーとして知られているデルタ電子とのコラボモデルという。
80PLUS TITANIUMに加えて、より厳格なCybenetics TITANIUM認証を取得した1600Wの電源ユニット。ATX 3.0に準拠し、12VHPWRコネクタも標準で2系統備えている。ブースではGeForce RTX 4090を4台接続して1700W超を出力する連続デモを行っていたが、担当者は「出力はまったく問題ない」と涼しい顔をしていた。なお、製品版ではUSB接続によるリアルタイムのモニタリング機能も盛り込まれる。
さすが組み込み用電源の老舗が製造を手がけているとあって、内部構造も一般的なATX電源のそれとは異なる設計コンセプトが見て取れる。FETにGaN(窒化ガリウム)を用いるなど、特許取得済みの技術が使われているとのこと。
ちなみに現状では日本の一般家庭では動かすことができないが、担当者によれば日本仕様にカスタマイズして出力を抑えたモデルの投入を予定しているとのこと。そうなればさすがにGeForce RTX 4090の4台運用は厳しいだろうが、最大級のパワフル電源として注目を集めそうだ。
文: 編集部 絵踏 一/取材・撮影:池西 樹
XPGブランド: https://www.xpg.com/