2023.06.06 17:58 更新
2023.06.06 取材
あまりの存在感から、初見ではてっきりブースの設備の一部だと勘違いしてしまったのが、ASUSの巨大ディスプレイ「ProArt Cinema PQ07」でした。そのサイズはなんと135型、本来はCOMPUTEXのようなイベントに出てくるモノではないでしょう。
4月に開催された世界最大の映像・放送機器展示会「NAB Show 2023」で披露されたディスプレイで、厳密にはまったくの新製品というわけではありません。ただしその存在感と映像の美しさは圧倒的で、通りがかった人はもれなく画面に見入っていました。
映像業界で昨今注目を集めている、1/1000ミリ級の超小型LEDを使用したマイクロLEDディスプレイというやつで、画面サイズは前述の通り135型。解像度は4Kで最大輝度2,000nitと明るく、画素ピッチ0.7815mmドット、1,000,000:1の超高精細・高コントラストを特徴としています。
また、HDR表示およびデジタルシネマ規格DCI-P3を95%カバーする広色域に対応。展示パネルには用途としてホームシネマ用なども挙げられていますが、ブース担当者によると「とても個人で購入できる価格ではない」とのこと。映像・放送業界での活用やサイネージ用途のほか、大きな会社における会議室用などが想定されているようです。
文: 編集部 絵踏 一/取材・撮影:池西 樹
ASUSTeK Computer Inc.: https://www.asus.com/