2023.06.14 00:00 更新
2023.06.14 取材
キーボードマニアならつい涎を垂らしそうな、魅力的な左右分割キーボード「Naya Create」のプロジェクトがKickstarterにて進行中です。もとはCES 2023でお披露目されたキーボードで、そのクラウドファンディングがようやく始まった格好。レイアウト以上に特徴的なギミックに惹かれてか、現時点で目標額の1,200%以上を達成するなど、大いに注目を集めているようです。
肩幅をくつろげて入力できる左右分割レイアウトは肩や手首への負担が少なく、人間工学的に理にかなったレイアウト。タイプライター由来の千鳥配列ではなく、各キーを縦方向にストレート配置しているのも手首への負担を抑える設計です。
そしてこの手の左右分割キーボードの定番として、ほぼ仕事のない親指を有効活用することが挙げられるわけですが、この「Naya Create」はその点が一味違う。なんと親指エリアがモジュラー設計になっていて、左右に一つずつ任意のモジュールを装着できるんです。
ホットスワップ対応のモジュラーは、40mm径のトラックボール「Track」、ジェスチャー操作が可能なロープロファイルのタッチパッド「Touch」、タッチ面を備えたダイヤルエンコーダ「Tune」、6DoF対応のジョイスティック「Float」をラインナップ。「Naya Create」というモデル名からお察しの通り、クリエイター向けを想定したモジュラーが揃っています。
ちなみにキースイッチは、ストローク2mmのロープロファイルスイッチであるGateron KS-28スイッチを採用。好みの打鍵感に合わせてタクタイルにリニア、クリッキーの3種から選べます。さらにキーキャップもフラット形状またはスカルプチャ形状から選べる模様。多少厚みのあるスカルプチャ形状でも、コイン1枚分に満たない極薄仕様になっています。
なお左右ユニットの大きさは、それぞれ205×120mmというコンパクトサイズ。フレームは航空宇宙グレードのアルミニウム製とのことで、入力時の動揺もなく良質な打鍵感が期待できそうです。
そして接続インターフェイスは、低遅延ワイヤレスまたはBluetoothの無線接続に加え、USB Type-Cによる有線接続に対応。内蔵バッテリはQiによるワイヤレス充電が可能です。
さてそんな「Naya Create」のプロジェクトは、2023年7月1日6:59(日本時間/UTC+09:00)まで。超早割は終了しているのですが、現時点で40ドルオフの239ユーロ(約36,000円前後)からバックできます。
なお、この価格にモジュールは含まれず、直販にて好みのモジュールを直接購入するスタイルな模様。(もし買うとしたら)個人的にトラックボールは必須として、あとはジョイスティックにしようかダイヤルにしようか・・・。
文: 編集部 絵踏 一