2023.06.29 10:41 更新
2023.06.29 取材
LGA4677プラットフォームのIntel Xeon W-3400/W-2400に対応するオールインワン型水冷ユニットAbee「APEX PLUS SPR360」がオリオスペックで発売開始。価格は税込52,800円。
LGA4677プラットフォーム向けのCPUクーラーはこれまで空冷モデルしかなかったことから、オリオスペックには水冷ユニットの問い合わせが多くあったとのこと。そこで元々中国市場向けに展開している「APEX PLUS SPR360」に目をつけ、国内のAbeeに問い合わせをしたところ、在庫があったため急遽入荷したという。
TDP900Wまで対応する高性能モデルで、厚さ27mmのラジエーターを搭載。また冷却フィンは表面積を拡大するため、一般的な波型ではなく方形のつづら折りデザインを採用しており、目も細かく工作精度も良好だった。
ちなみにオリオスペックが36コア/72スレッドの「Xeon w9-3475X」を使ってテストをしたところ、空冷クーラーのNoctua「NH-U14S DX-4677」では全コア3GHz前後、CINEBENCH R23のスコアも約50,000ptsだったのに対して、「APEX PLUS SPR360」では全コア4GHz前後で動作し、CINEBENCH R23のスコアも約65,000ptsまで上昇。またCPUの温度は80℃前後で安定していたという。
主なスペックは、ポンプユニットの回転数が3,200±10%、ノイズレベル23dBA、冷却ファンの回転数は500~2,500rpm±10%、風量最高103.43CFM、静圧最高3.78mmH2O、ノイズレベル42.3dBA。ウォーターブロックのサイズは118×78×37.5mm、ラジエーターのサイズは392×121×27mm、チューブ長は500mm。
なお7月上旬にはSilverStoneからもLGA4677向けオールイワン型水冷ユニット「XE360-4677」の発売が予定されているとのこと。
文: 編集部 池西 樹/取材・撮影:Tawashi
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