2023.07.04 11:51 更新
2023.07.04 取材
AKM製フラッグシップDACをクアッド構成で搭載する、SHANLINGのポータブルオーディオプレイヤー「M9 Plus」が発売。全世界で999台のみ限定生産された製品で、e☆イヤホン秋葉原店本館にて店頭価格税込396,000円で販売されている。
AKMのフラッグシップDACチップ「AK4499EX」をクアッド搭載する、SHANLINGの最上位DAP。デジタル・アナログ信号処理を完全分離するDACシステムをベースに「AK4499EX×4+AK4191EQ×2」構成の回路を採用、完全なフルバランス出力を可能にしている。
また、各ラインに独立した昇圧チップ配置する安定した電源供給や低ノイズなI/V変換、低ジッターな第4世代FPGA、高品質なELNA社製オーディオコンデンサなどで回路を構成。XMOS第3世代のデコードチップによる高い演算処理性能も特徴で、アシンクロナス接続によるMQAの16xフルデコードとPCM 768kHz/32bit、DSD512再生に対応する。
出力端子は3.5mmシングルエンド+4.4mmバランスのデュアルコネクタ仕様で、3段階のゲイン切り替えに加えて「Extra Turbo Gainモード」を搭載。シングルエンド出力最大520mW@32Ω、バランス出力最大1,125mW@320Ωに対応し、出力要求値の高いヘッドホン・イヤホンも1台で駆動できる。
また、ネットワークはBluetooth 5.0送信(LDAC/LHDC/aptX HD/aptX/SBC)/受信(LDAC/SBC)の2-Wayコネクション、MIMO通信をサポートするデュアルバンドWi-Fiに対応する。
ディスプレイは2,180×1,080ドットの6インチ液晶を搭載。SoCとしてSnapdragon 665、メモリ8GB、ストレージ256GBを内蔵するAndroid 10デバイスであり、8,350mAhの大容量バッテリにより最大18時間(シングルエンド時/バランス接続時は11時間)動作する。外形寸法は幅82mm、奥行き147mm、厚み22mm、重量379g。
文: 編集部 絵踏 一
e☆イヤホン秋葉原店本館: https://www.gdm.or.jp/crew/2021/0422/389607