2023.09.13 08:00 更新
2023.09.12 取材
個人によって時期に差はあるものの、人は歳を取ると目のピント調整機能が弱くなり、近くの物が見えにくくなる“老眼”になるのは避けられません。そこに近眼の症状が重なると、近くを見るのも遠くをみるのも苦労するといった事態になるわけです。かくいう筆者も強い近視に加えて、ここ数年は老眼も進んでいて眼鏡を上げ下げする生活を強いられています。
そんな目のトラブルを抱える人に福音となりそうなのが、Green Foundingで見つけた「ViXion01」です。HOYA株式会社からスピンアウトし、独立したスタートアップ企業ViXion株式会社が開発を手掛けた製品で、見る距離に応じてレンズの形状が瞬時に変化して自動でピントを調整できるという「オートフォーカス」機能を搭載したアイウェアになります。
これにより近くから遠く、もしくは遠くから近くなど見る距離が一気に変わる場合でもハンズフリーで素早くピントを合わせることができ、近眼かつ老眼のような人でもこれ一つで快適に見ることができるようになるワケです。
使い方も、掛け心地に合わせて鼻パッドのサイズを調整し、左側のツルとレンズ位置を調整。その後右側のツルを開いて電源をONにして、右目の調整をするだけ。2回目以降はこれらの初期設定も不要になるため、すぐに使い始めることができます。
また長時間使用する場合はそのサイズや重さも気になるところですが、「ViXion01」では世界的デザインファーム「nendo」の佐藤オオキ氏が手掛けたという薄型の近未来的デザインを採用。本体重量も約50gと軽く、眼鏡とかわらない装着感で使用できるということです。
さてそんな「ViXion01」のプロジェクトですが、すでに目標金額の6,300%以上を獲得し、プロジェクトを達成。締切は9月30日までで、現在は税込70,800円から支援することができます。ちなみにViXion株式会社ではこれまで数回展示会を実施しており、公開されている体験者の声もなかなか好評のようです。ここ最近目のトラブルで困っていることから、筆者も本気で購入を検討しています。
文: 編集部 池西 樹
Green Founding: https://greenfunding.jp/
ViXion株式会社: https://vixion.jp/