2023.09.21 23:42 更新
2023.09.21 取材
小さなブースにゲーミングデバイスが豊作だったFnatic Gear。重すぎるヘビー級のキーボード「FORGE75」をはじめとする、注目モデルをイッキ見しよう。
「FORGE75」は、ほとんど鈍器と言っていい重量感が印象的なテンキーレスキーボード。アルマイト加工された厚手のアルミ合金削り出しシャーシに加え、底面に至るまで金属製というフルメタル仕様になっている。とにかく重く高剛性なため、ブレがなく安定した底打ち感が味わえるという印象だ。
キースイッチはアクチュエーション1.0mm、ストローク3.2mmのMX eスポーツスイッチを搭載し、ホットスワップにも対応。Fnatic Gearお馴染みのコイル状の着脱式ケーブルもカッコいい。
なお、価格や明確な発売時期は未定。ちなみに「FORGE75」をベースとしたRapid Trigger対応モデルも開発中とのこと。
上記の反動から、やたらスリムに感じたのがロープロファイル仕様のキーボード「STREAK80 LP」。ロープロファイルのメカニカルスイッチである“究極Eスポーツスイッチ”は、アクチュエーション1.0mm、ストローク3.2mmという仕様。指をスライドさせやすい、フラットな専用キーキャップが装着されている。こちらは10月後半にも発売予定とのこと。
ゲーミングマウスの新作「Fnatic x Lamzu Thorn 4K Special Edition」は、LAMZUの「LAMZU Thorn」をベースとしたFnatic仕様のコラボモデル。わずか52gという最軽量クラスの軽量設計が特徴で、それを可能にしているのが大胆な底面の肉抜き仕様だ。
上部構造を肉抜きしたり薄型化する一般的な軽量マウスに比べて、強くグリップした際も軋みが発生しにくい点が特徴。センサーはフラッグシップのPixart 3395を搭載、付属の4Kレシーバーによる最大4,000Hzレートをサポートする。
10月~11月にも発売予定とされ、想定売価は1.5万円前後。
実はブース担当者がイチオシに挙げていたのが、ゲーミングマウスパッドの「DASH V2 MAX」。柔軟性の高い日本製ポロンをベース素材に採用しており、6mm厚という驚くほどの厚みを備えている。
この厚みが強力なストッピング性能に繋がっていて、速いプレイ・遅いプレイのどちらでもアドバンテージを発揮するとのこと。サーフェスは均一な滑らかさをもつハイブリッドクロスが使用されている。
ラインナップはXLスクエア(480×480mm)とL(480×400)の2サイズ展開で、年内の発売を予定しているとのこと。
ちなみに同じブース内にて、やたらと存在感を放っていた「POGA Lux」は、PS5を安全に持ち運びつつ移動先でそのままプレイできてしまうという、ポータブルゲーミングケースだ。
ディスプレイ一体型のトランクケースといった趣で、これは代理店である株式会社アスクが「倉庫に転がっていたシロモノを面白そうだから持ってきた」というもの。つまりFnatic Gearは関係ない。
収納した状態でPS5を接続可能なディスプレイの仕様は、23.8型サイズで解像度はフルHD、リフレッシュレートは165Hz。他にもUSBハブなどが一体化している。販売予定はまったくないらしいが、仮に販売するとしたら約16万円らしい。
文: 編集部 絵踏 一
東京ゲームショウ2023: https://tgs.nikkeibp.co.jp/tgs/2023/jp/
Fnatic Gear: https://fnatic.com/