2023.10.16 22:00 更新
2023.10.16 取材
ASUS JAPAN株式会社(本社:東京都千代田区)は2023年10月某日、メディア向け内覧会を実施。第14世代Intel Coreプロセッサに対応するIntel Z790搭載ATXマザーボード計7モデルを発表した。
今回発表された製品はいずれも無線LAN機能を標準装備し、上位モデルは最大320HzのIntel Wi-Fi 7に対応。またワイヤレスアンテナの接続はこれまでのハンドスクリュータイプではなく、プラスチック製の爪とマグネットで簡単に着脱ができる「Wi-Fi Q-Antenna」へと変更されている。
上位モデルはWi-Fi 7モジュールを搭載しているが、国内では認可が下りるまではWi-Fi 6Eまでの対応になる。なお認可後はBIOSのアップデートにより使えるようになるとのこと |
ネジで固定するアンテナは取り付けが面倒という声に応えるべく開発された「Wi-Fi Q-Antenna」。爪のお陰で固定にも不安はなく、多少引っ張ったぐらいでは抜けることはなかった |
さらに5GHz/6GHz帯域での信号伝送性能を改善するようマザーボードの基板設計や接続用のピンが最適化されている他、統合ユーティリティ「Armoury Create」には、Wi-Fi接続のステータスを表示し、アンテナの調整ができる「Fast Check × Direction Finder」が追加され、ワイヤレス接続時の安定性を改善できる。
「PCIe Slot Q-Release」や「M.2 Q-Latch」といった便利な機能も引き続き搭載されている |
その他、Thunderbolt 4(上位モデル以外はピンヘッダのみの対応で別途拡張カードが必要)の対応や、グラフィックスカードを簡単に取り外すことができる「PCIe Slot Q-Release」、M.2 SSDをツールレスで取り付けられる「M.2 Q-Latch」、マザーボード、電源、USBメモリだけでBIOSをアップデートできる「BIOS FlashBack」などの機能に対応する。
さてここからは各モデルの詳細スペックを確認していこう。まずはASUSの新Intel Z790マザーボードのフラッグシップモデル「ROG MAXIMUS Z790 FORMULA」からだ。
電源回路は20+1+2フェーズで、ヒートシンクは水冷による冷却にも対応。メモリスロットはDDR5-8000+×4(最大192GB)、ストレージはM.2×5、SATA 3.0×4、拡張スロットはPCI Express 5.0(x16)×2、PCI-Express 4.0(x4/x16形状)×1、ネットワークはRealtekチップによる5ギガビットLANとWi-Fi 7+Bluetooth 5.4で、オーディオチップはSupremeFX ALC 4082とESS「SABRE9218PQ DAC/AMP」を搭載する。発売は10月20日予定で、市場想定売価は税込120,000円前後。