2X銅薄層を備えた高品質10層PCB採用

GIGABYTEから、Intel Z790チップセットを採用するオーバークロック特化のE-ATXマザーボード「Z790 AORUS TACHYON X」が発売開始。取材時点で入荷を確認したのは、パソコンSHOPアーク、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.、パソコン工房 秋葉原本店で、価格は税込120,000円。

電源回路には、オーバークロック時でも安定した出力ができるダイレクト駆動設計の15+1+2フェーズデジタル電源で、MOSFETには105A SPSを採用。さらに8mmヒートパイプを内蔵したフルメタル製の「VRM Thermal Armor Advanced」と呼ばれる大型のヒートシンクを搭載する。

また一般的な基板に比べて56％低損失な高品質10層PCBや、信号の干渉を防止するシールドを備えた独立したメモリ配線、信号の反射やタイミングの問題を低減する「Back Drilling技術」、スタブ効果を排除した「デイジーチェーン配線」などの独自機能により、最高8,700MHzの高クロックDDR5メモリのサポートが謳われている。

その他、電源ボタン、CPU倍率スイッチ、コールドリセットボタンなどのOC用ボタンや、CPUなしでBIOSをアップデートできるQ-Flash Plus、高性能なファンコントロール機能Smart Fan 6などの機能を備える。

主なスペックはメモリスロットがDDR5×2（最大96GB）、ストレージはM.2（PCI Express 4.0×4）×4、SATA 3.0×4、拡張スロットはPCI Express 5.0(x16)×1、PCI Express 5.0(x8/x16形状)×1、PCI Express 3.0(x4/x16形状)×1、ネットワークはIntelチップによる2.5ギガビットLANと、Intel Wi-Fi 6E AX211による無線LAN+Bluetooth 5.3に対応。

オーディオチップはRealtek ALC1220-VB、フォームファクタはE-ATX（305×270mm）、OSはWindows 11/10をサポートする。

文： 編集部 池西 樹/取材・撮影：ウエムラ
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