2024.02.03 08:00 更新
2024.02.03 取材
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社(本社:東京都台東区)は2024年2月2日、同社初のポータブルゲーミングPC「Claw」など、CES 2024で発表された最新デバイスを国内メディア向けに披露した。
ASUSの「ROG Ally」を皮切りに、大手パーツメーカーも本格的に市場へ参戦を始めたポータブルゲーミングPC。MSIからもうすぐ販売が開始される「Claw A1M」は、Ryzen Z1 Extremeを搭載する製品が主流になっている中で、CPUにIntel Core Ultraを採用する点が特徴だ。
グラフィックスは最大8基のXeコアを備えるIntel Arcを内蔵。Ryzen Z1 Extremeに統合されているRadeon Graphicsはもちろん、エントリーゲーミングノートに搭載されるGeForce RTX 2050を(バッテリ駆動時においても)上回るパフォーマンスを発揮する。
そのために、冷却機構にはデュアルファンと2本のヒートパイプを組み合わせ、排熱構造も工夫したという「Cooler Boost HyperFlow」を搭載。長時間のゲームプレイでも発熱と動作音を抑えつつ、最大限のパフォーマンス発揮を可能にしている。
また、53Whrの大容量バッテリを内蔵。ゲームプレイで最大2時間、動画再生時は最大7時間のバッテリ駆動が可能という。
なお、ディスプレイはリフレッシュレート120Hzに対応する7型サイズのフルHD(1,920×1,080)タッチ液晶を搭載。主なスペックは、上位モデルが16コアのCore Ultra 7 155H、メモリLPDDR5 16GB、ストレージ1TB NVMe SSDなど。下位モデルは14コアのCore Ultra 5 135H、メモリLPDDR5 16GB、ストレージ512GB NVMe SSDを内蔵する。
そのほか、ネットワークはWi-Fi 7+Bluetooth 5.4に対応。Thunderbolt 4 Type-C(USB PD対応)やmicroSDスロット、ステレオスピーカーなどを備える。「Mystic Light」対応のバックライトを内蔵、外形寸法は幅294mm、奥行き117mm、厚み21.2mm、重量675g。
ちなみに気になる価格は、担当者によると「10万円台を予定している」とのこと。3月中にも販売が開始される見込みだ。