2024.02.04 00:00 更新
2024.02.04 取材
アキバの街で“丼もの”を淡々と食べては(なぜか)日曜の深夜にひっそり掲載していく、謎の定番コーナー「深夜丼」。今回は昭和通り方面にあるノスタルジックな町中華「生駒軒」に行ってみましょう。
もうすぐ営業時間終了という15時ギリギリのタイミングに、すべり込むように来店。ちょうど女将さんも賄いを食べているタイミングでした。6卓ある4人掛けテーブルには、それぞれお客さんがゆったり座っています。案内された席に座ってメニューを物色、ここはチャーハンや丼もの、定食などご飯系がかなり充実しているんですよね。
女将さんがお冷を持ってきてくれたタイミングで、今回は「肉掛けゴハン」(850円)を注文。この店における中華丼のお仲間のようなものです。それに続いて、私のすぐ後に入ってきた常連さんが「半チャー、ワンタン」と流れるように注文。どうやら定番メニューの「半チャーハンとワンタンのセット」にしたっぽいですね。
このお店は壁の向こうが厨房になっていて、注文を受けると豪快に鍋を動かす音が壁越しに聞こえてきます。ピーク時は満員必至の忙しいお店ながら高速な回転率も特徴とあって、手際の良さはかなりのもの。5分くらいで女将さんが「肉掛けゴハン」を運んできてくれました。
よくある中華丼と違うのは、半分がご飯でもう半分に具が入っているカレーライススタイルなところ。細切りの豚肉やタケノコ、きくらげといった定番の具材が餡に包まれて入っています。肉掛け~なだけに豚肉は多め、出来たてアツアツの状態です。
トロみ強めな餡と具材をご飯と一緒にガツガツ、ほんのり香る生姜の味がたまりませんね。付け合せのたくあんもいいアクセントになってくれます。普通盛りでもボリューム十分で大満足でした。
文: 編集部 絵踏 一