2024.02.13 12:41 更新
2024.02.13 取材
完全バランスアンプを自作できる入出力バランス基板「NNBA-1」が千石電商 秋葉原本店に入荷している。「TakazineZone」が手がけた同人ハードウェアで、価格は税込3,280円。
完全バランスアンプまたは完全差動アンプと呼称される、フルディスクリート構成のアンプを自作できる基板。基板1枚で1チャンネル、2枚セットで構成され、入力・出力ともに差動なフルディスクリートアンプを作ることができる。
エミッタ抵抗レスの出力バッファやトランスリニアバイアス回路、低歪み、高スルーレート、高CMRR、低ノイズ、低ポップノイズなどが特徴。完成には追加の部品購入が必要で、部品表を確認して追加部品を調達、回路図を参照してはんだ工作で組み立てる中上級者向けアイテムとなっている。
製作例(画像はTakazineZoneより) |
電源電圧は±12V~±15V、100mA以上が必要。+12V時のスペックは、ゲインがシングルエンド:10.5dB/バランス:16.5dB、歪率0.004%(バランス2Vrms/1kHz)、CMRR 80dB以上、残留ノイズはシングルエンド:4.4uV/バランス:6.1uV、周波数帯域1~900kHz、S/N比115dB(バランス)など。
なお、トランジスタの放熱にはM.2 SSD用ヒートシンクを加工して使用する。
文: 編集部 絵踏 一
千石電商 秋葉原本店: https://www.gdm.or.jp/shop/sengoku/