2024.02.22 22:56 更新
2024.02.22 取材
Nextorage株式会社(本社:神奈川県川崎市)のブースでは、最新インターフェイスUSB4に対応するポータブルSSD「NX-PS1PRO」シリーズが展示されていたので、早速紹介していこう。
担当者によれば、USB4接続のポータブルSSDでは、SSD自体のコントローラやNANDフラッシュに加えて、ブリッジコントローラの発熱も大きく、これまで以上に冷却には気を配る必要がある。
そのため冷却ファンを搭載している製品もあるが、Nextorageでは静音性を重視して敢えてファンレスにこだわることにしたという。ただし、ファンレス駆動の場合、筐体をヒートシンク代わりに使うため、冷却性能を追求しすぎると触れなくなるぐらい熱くなってしまう。そのため本体が熱くなりすぎない状態で、サーマルスロットリングによる速度低下が発生しないバランスを見極めるため、何度も試作とテストを繰り返したとのこと。
そのおかげもあり、「NX-PS1PRO」シリーズでは、ファンレス駆動ながらUSB 3.2 Gen 2×2やThunderbolt 3製品を超える、シーケンシャル読込最高3,500MB/s、書込最高2,600MB/sという高速データ転送を可能にしている。
容量ラインナップは1TB、2TB、4TBの3モデルで、順調なら6月頃には発売が開始される予定だ。
「NX-SB1PRO」は3月より発売が開始される予定。Nextorageでは「NX-B2PRO」で撮影したデータを「NX-PS1PRO」シリーズに直接保存するような使い方を想定している |
またUSB4接続の製品としてCFexpressカードリーダー「NX-SB1PRO」も展示されていた。こちらは2月20日より発売が開始された最新CFexpress Type Bカード「NX-B2PRO」と組み合わせることで、3,300MB/sを超えるデータ転送が可能。さらに「NX-PS1PRO」を併用すれば、CFexpressカードに保存した大容量データを素早くバックアップすることができる。
文: 編集部 池西 樹
CP+ 2024: https://www.cpplus.jp/
Nextorage株式会社: https://www.nextorage.net/