2024.02.23 10:00 更新
2024.02.23 取材
JR秋葉原駅の電気街口から徒歩2分。秋葉原を歩いたことがある人なら、誰しも必ず前を通ったことがあるであろう「東京ラジオデパート」。狭い小路に電子部品や電子機器のお店がびっしり並ぶ様子には、敷居の高さを感じていた人もいるかもしれません。そんな東京ラジオデパートを廻る特集「東京ラジオデパート探訪」が新しくスタートします。
そもそも東京ラジオデパートってどんな場所?ということで成り立ちを振り返ると、まさに秋葉原の電気街と同じ歴史を刻んできたという言葉がピッタリ。もとはGHQによる露店撤廃令の影響で露天商が移転先として集結したのが始まりで、創立はちょうど74年前の1950年2月まで遡ります。
当時は木造2階建ての建物で、神田須田町や神田小川町界隈の露天商が約33店舗集まって開店。いわく「日本で最初の電子部品・電子機器パーツの専門デパート」の誕生です。
そして1972年10月に現在のビルが完成。建物は6階建てで、地下1階から地上3階の店舗エリアには、30以上のお店が軒を連ねています。
74年前の創立当初から存続しているお店も多数ありつつ、ジャンクショップや同人ハードを扱うショップなど、新旧様々なお店が集まる様子は、まさに古さと新しさが同居する秋葉原そのもの。しかもそれら個性派揃いのお店は、取り扱っている品が国内有数だったり唯一無二だったりという場合が少なくありません。
これからお送りする「東京ラジオデパート探訪」では、居並ぶお店の中から毎回1店舗ずつランダムでご紹介。いったいどんなお店があるのか、一緒に探検に出かけましょう。
文: 編集部 絵踏 一
東京ラジオデパート: https://www.tokyoradiodepart.co.jp/