2024.03.17 00:00 更新
2024.03.17 取材
アキバの街で“丼もの”を淡々と食べては(なぜか)日曜の深夜にひっそり掲載していく、謎の定番コーナー「深夜丼」。今回は、昭和通りから一本入った路地裏で営業している創作中華の人気店「中華naきもち」に行ってきます。
行列ができるランチで知られる、近隣のサラリーマンに人気のお店ですが、ディナータイムもタイミング次第では満席で入れないことも。木曜日の20時半頃もほとんど席が埋まっていたところ、うまい具合に奥のカウンターに空きアリ。店員さんに案内されてメニューを物色、今回はご飯系メニューから「豚肉の角煮あんかけご飯」(1,200円)をチョイスしました。
ちょうど複数グループの先客がいたこともあり、注文から20分ほど経ってからの着丼。ネギを散らした中華スープがセットで付いてきます。なお今回はコーナーの趣旨からもご飯なわけですが、「あんかけそば」にしてもらうこともできますよ。
さて幅広のスプーンですくって頬張ると、スライスされた角煮の濃厚な味に感激しきり。香ばしい焼き目がついた角煮と、濃いめ甘めな味付けの餡との絡みが抜群に美味しいのです。これが炒められた白菜などの野菜、タケノコといった中華丼の定番具材と一緒に入っているわけで、美味しくないわけがないですね。
角煮は脂っぽさもなく、まさにいくらでも食べられる味。ただ具だくさんな一方で、ちょっとご飯は少なめな印象。基本的に創作中華を肴にワインを楽しむお店なので、一皿でお腹いっぱいというわけにはいかないのかも。なお、その他料理も味はどれもハズレなしなので、その内飲みでまったりお邪魔したいところです。
文: 編集部 絵踏 一