2024.04.19 10:00 更新
ここからは「BTF」シリーズの製品を個別に紹介していこう。第1弾マザーボードはいずれもLGA1700プラットフォームに対応し、ATXフォームファクタが2モデル、MicroATXフォームファクタが2モデルの計4モデルがラインナップする。
「TUF GAMING Z790-BTF WIFI」は、「TUF GAMING」シリーズに属するATXフォームファクタのゲーミングマザーボード。電源回路は60A Power stageによる16+1+1フェーズ構成で、大型のヒートシンクを搭載することでCore i9-14900K/KSのPower Limit無制限設定でも安定動作が可能。また「SABERTOOTH」シリーズを彷彿とする表面のカバーやヒートシンクは、ホワイト/シルバーにカラーリングされており、オールホワイトのゲーミングPCのベースに向く。
そして「TUF GAMING」シリーズでは唯一「Graphics Card High-Power Slot」を備え、「BTF」シリーズのグラフィックスカードに対応しているのも特徴。さらに大型の空冷クーラーを搭載した場合、ファンケーブルの長さが不足する場合があることから、CPUクーラー向けのファンヘッダ「CPU Header」のみ表面に実装されている。なお裏面には全く同等の動作をする「CPU OPT Header」が用意されているため、裏配線で問題がなければこちらを使って欲しいとのこと。
その他、メモリスロットはDDR5×4本(最大192GB)、ストレージはM.2(PCI Express 4.0×4対応)×4、SATA 3.0×4で、PCI Express 5.0(x16)スロットにはグラフィックスカードの着脱が簡単に行える「PCIE Q-RELEASE」を採用。ネットワークは2.5ギガビットLANとWi-Fi 7+Bluetooth 5.4に対応する。発売日は4月26日で、市場想定売価は税込46,980円前後。
「TUF GAMING B760M-BTF WIFI」は、「TUF GAMING」シリーズに属するMicroATXフォームファクタのゲーミングマザーボード。こちらも「SABERTOOTH」シリーズを彷彿とする表面のカバーやヒートシンクを備え、カラーリングはブラックに統一されている。
主なスペックはメモリスロットがDDR5×4本、ストレージはM.2(PCI Express 4.0×4対応)×2、SATA 3.0×4で、PCI Express 5.0(x16)スロットにはグラフィックスカードの着脱が簡単に行える「PCIE Q-RELEASE」を採用。ネットワーク2.5ギガビットLANとWi-Fi 6+Bluetoothに対応する。発売日は4月26日で、市場想定売価は税込32,980円前後。
また発表会では製品の展示はなかったが、メモリスロットをDDR4×4本にして、表面のカバーを省略したバリエーションモデル「TUF GAMING B760M-BTF WIFI D4」もラインナップ。発売日は4月26日で、市場想定売価は税込30,980円前後。
「ROG MAXIMUS Z790 HERO BTF」は、「ROG MAXIMUS」シリーズに属するATXフォームファクタのゲーミングマザーボード。電源回路は90A Power stageによる20+1+2フェーズ構成で、リアインターフェイスカバーには「Polymo Lighting」と呼ばれるイルミネーション機能を搭載する。
またPCI Express 5.0(x16)スロットには、グラフィックスカードをラッチ側に傾けるだけでロックが外れる「Slot Q-Release Slim」を採用し、もちろん「Graphics Card High-Power Slot」にも対応する。なおこちらも「TUF GAMING Z790-BTF WIFI」と同様、表面に「CPU Header」が実装されているため、CPUクーラーのファンケーブルの長さに合わせて「CPU OPT Header」と使い分けるといいだろう。
その他、メモリスロットはDDR5×4本(最大192GB)、ストレージはM.2(PCI Express 5.0×4対応)×1、M.2(PCI Express 4.0×4対応)×4、SATA 3.0×4。ネットワーク2.5ギガビットLANとWi-Fi 7+Bluetooth 5.4に対応する。