2024.04.19 10:00 更新
続いて「Graphics Card High-Power Slot」に対応するグラフィックカードを確認していこう。製品ラインナップはGeForce RTX 4070 Ti SUPERを採用する「TUF-RTX4070TIS-O16G-BTF-WHITE」と、GeForce RTX 4090を採用する「ROG-STRIX-RTX4090-O24G-BTF-GAMING」の2モデルが用意されている。
「TUF-RTX4070TIS-O16G-BTF-WHITE」は、「TUF GAMING Z790-BTF WIFI」との組み合わせを想定したホワイトカラーモデル。コンデンサには105℃環境で20,000時間の耐久性を誇るミリタリーグレードのコンデンサを採用し、厳しい条件下でも長期間安定した動作が期待できる。
主なスペックはCUDAコア数8,448基、ブーストクロック2,670MHz(OC mode)/2,640MHz(Default mode)、メモリスピード21Gbps、メモリバス幅256bitで、GDDR6X 16GBのビデオメモリを搭載。バスインターフェイスはPCI Express 4.0(x16)、出力インターフェイスはHDMI 2.1a×2、DisplayPort 1.4a×3、同時出力は4画面まで対応し、カードサイズは長さ305mm、幅138mm、厚さ65mm。発売日は4月26日で、市場想定売価は税込185,980円前後。
「ROG-STRIX-RTX4090-O24G-BTF-GAMING」は、「ROG MAXIMUS Z790 HERO BTF」との組み合わせを想定したROG STRIXシリーズに属するモデル。電源回路にはPowerStageによる12+4フェーズのデジタル電源回路を備え、高負荷状態が長時間続くゲームプレイでも常に安定した動作を可能にしている
主なスペックはCUDAコア数16,384基、ブーストクロックは2,640MHz(OC mode)/2,610MHz(Default mode)、メモリスピード21Gbps、メモリバス幅384bitで、GDDR6X 24GBのビデオメモリを搭載。バスインターフェイスはPCI Express 4.0(x16)、出力インターフェイスはHDMI 2.1a×2、DisplayPort 1.4a×3、同時出力は4画面まで対応し、カードサイズは長さ357.6mm、幅149.3mm、厚さ70.1mm。発売日は4月26日。
最後に「BTF」シリーズに対応するPCケースを簡単に紹介しておこう。ASUSからはすでに発売が開始されているミニタワーPCケース「ASUS A21 Case」の他、ミドルタワーPCケース「TUF Gaming GT302 ARGB」とフルタワーPCケース「ROG Hyperion GR701 BTF Edition」が発売される予定。またCORSAIRやCooler Master、In Win、SilverStone、Thermaltakeなどからも対応モデルが登場している。
すでに発売済みのミニタワーPCケース「ASUS A21 Case」。カラーはブラックも用意されている | 「BTF」対応PCケースはASUS以外からも登場 |
「TUF Gaming GT302 ARGB」は、フロントパネルに8×8mmのスクエアカットの通気口を備えた高エアフローデザインのミドルタワーPCケース。本体カラーはブラックとホワイトの2色がラインナップする。
冷却ファンはフロント140mm×3、トップ140/120mm×3、リア140/120mm×1で、厚さ28mmの140mmファン「AR140」をフロントに3基、リアに1基標準装備する。またラジエーターはフロントが280mm、トップが360/280mm、リアが140/120mmまでサポートし、トップパネルはラジエーターの着脱が簡単に行えるよう外すことができる。
拡張スロットは8段、各有効スペースはグラフィックカードが長さ407mm、CPUクーラーが全高165mm、電源ユニットが奥行き220mm。対応フォームファクタはE-ATX、ATX、Mini-ITX、本体サイズは幅235mm、奥行き485mm、高さ520mm。発売日は4月26日で、市場想定売価は税込22,350円前後。
「ROG Hyperion GR701 BTF」は、高い拡張性とエアフローを両立したゲーミングフルタワーPCケース「ROG Hyperion GR701」をベースにした「BTF」向けモデル。裏面コネクタが露出するようにマザーボードトレイに改良が加えられた他、裏面のカバーもプラスチックから金属製に変更されている。
冷却ファンはフロント140/120mm×3(140mm×3標準)、トップ140/120mm×3、リア140/120mm×1(140mm×1標準)で、ラジエーターはフロントが420/360mm、トップが420/360mm、リアが140/120mmまでサポートする。
拡張スロットは9段、各有効スペースはグラフィックカードが長さ460mm、CPUクーラーが全高190mm、電源ユニットが奥行き240mm。対応フォームファクタはE-ATX、ATX、Mini-ITX、本体サイズは幅268mm、奥行き659mm、高さ639mm。発売は5月予定。