2024.04.19 11:30 更新
2024.04.19 取材
MSIから、コネクタやピンヘッダを背面にレイアウトした「PROJECT ZERO」シリーズのマザーボード「B650M PROJECT ZERO」と「B760M PROJECT ZERO」の発売が開始された。
いずれもMicroATXフォームファクタに対応する製品で、ホワイトシルバーにカラーリングされたヒートシンクを採用。またネットワークは2.5ギガビット有線LANとWi-Fi 6E無線LAN+Bluetoothに対応する。
「B650M PROJECT ZERO」は、AMD B650チップセットを採用するSocket AM5マザーボード。電源回路は80A SPSによる10+2+1フェーズ構成で、CPUはAMD Ryzen 8000/7000シリーズに対応する。
主なスペックは、メモリスロットがDDR5-7600+(OC)×4(最大256GB)、拡張スロットはPCI Express 4.0(x16)×1、PCI Express 3.0(x1)×1、ストレージはM.2×2、SATA 3.0×4。基板サイズは243.84×243.84mm。
「B760M PROJECT ZERO」は、Intel B7600チップセットを採用するLGA1700マザーボード。電源回路は75A SPSによる12+1+1フェーズ構成で、CPUは第14/13/12世代Intel Coreプロセッサに対応する。
主なスペックは、メモリスロットがDDR5-7800+(OC)×4(最大256GB)、拡張スロットはPCI Express 5.0(x16)×1、PCI Express 4.0(x16)×1、PCI Express 3.0(x1)×1、ストレージはM.2×2、SATA 3.0×4。基板サイズは243.84×243.84mm。
「B760M PROJECT ZERO」については、周囲を覆うカバーが無く、表面から一部コネクタのはんだ付けの跡が見えてしまうのが残念という声も聞かれた |
取材時点で入荷を確認したのはパソコンSHOPアーク、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.、パソコン工房 秋葉原パーツ館で、価格はいずれも各税込36,980円。なお「PROJECT ZERO」シリーズでは、間違ってピンヘッダを折ってしまったり、ストレートタイプが多いフロントUSB 3.0コネクタが裏配線スペースに収まらない可能性があるとのこと。そこで店員からは購入時は延長保証や交換保証の併用を進める声が聞かれた。
またツクモでは購入時に行っている「自作前起動診断」や「組立代行」については、現在検討中だが通常品とは対応が変わる可能性もあるとのこと。
文: 編集部 池西 樹/取材・撮影:ウエムラ
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社: https://jp.msi.com/