2024.04.22 10:52 更新
2024.04.22 取材
NEWファミコンことAV仕様ファミコンを擬似ステレオ仕様に改造できる改造基板「NEWFC専用 似非ステレオ基板(半完成キット)」が家電のケンちゃんに入荷した。技術系サークル「BAKUTEN工房」による同人ハードウェアで、価格は税込4,380円。
本来はモノラルで再生されるNEWファミコンのサウンドを、擬似的にステレオ風サウンドに変える回路を追加する、NEWファミコン向け専用の改造基板。ショップによれば「改造後はちゃんとステレオに聴こえる上に、音の広がりも感じることができる」とのこと。サークルの解説ページでは比較用のデモ音源が公開されており、改造前後の違いを体感できる。
また、カートリッジ側に音源チップを搭載している場合にボリュームが小さくなってしまう場合がある、NEWファミコン特有の拡張音源バランスも改善されるという。
実装イメージ(BAKUTEN工房) |
付属の音響用電解コンデンサ(表面実装タイプ)を実装することで完成する“半完成キット”。コンデンサ実装位置にはすでにはんだが付いた状態のため、作業に支障がある場合などははんだを除去してから取り付け作業を行う必要がある。
なおサークルによれば、「シルク印刷で絶縁処理っぽいことをしているが、念のためはんだ面にカプトンテープなどを貼って絶縁処理してほしい」とのこと。さらに一部NEWファミコン側の基板に加工が必要な箇所もある。
文: 編集部 絵踏 一
家電のケンちゃん: https://www.gdm.or.jp/shop/2017/0101/193926