2024.04.28 00:00 更新
2024.04.28 取材
アキバの街で“丼もの”を淡々と食べては(なぜか)日曜の深夜にひっそり掲載していく、謎の定番コーナー「深夜丼」。今回は、パーツ通り界隈の買い物客やサラリーマンに愛されている名物中華料理店の「雁川」に行ってきます。
来店時は金曜の20時頃というピークタイムだったこともあり、案の定お店の中は激混み。中央の長机にわずかに残っていた空席に案内され、すかさず店外で決めていた「パイコー飯」(950円)を注文します。今日はあまり注文する人がいなかったのか、厨房から何度か「パイコー飯?」とお姉さんが聞き返されていました。
ちなみになぜコレなのかというと、(違うお店の話題で恐縮ですが)とあるお店の閉店で排骨拉麺が食べられなくなり、無性に排骨が食べたかったんですよね。なお、雁川で排骨を頼むのは初めてだったりします。
スピード提供もウリの一つである雁川として珍しく、注文から15分ほど経ってから「パイコー飯」が登場!付け合せは卵スープと漬物です。おや?ちょっと見た目が普通の排骨飯とは違いますね。排骨が隠れるほどどっさりと卵の餡がかけられた、卵とじっぽい盛り付けになっています。こういう雁川的解釈の料理はたいていアタリなんですよ。
カリッとした衣と香辛料を使った独特なスパイシーさ。まさにサクサクジューシーといった味の排骨ですが、卵たっぷりの餡を絡めつつ食べる感覚が新鮮。排骨飯はその性格からカツ丼と比べられることも多いところ、これはまさに排骨を使ったカツ丼ですね。これが旨くないわけがない!リピート確定の一皿でした。
文: 編集部 絵踏 一