2024.04.29 00:14 更新
2024.04.29 取材
ASUS JAPAN株式会社(本社:東京都千代田区)は2024年4月27日(土)、東京・秋葉原「LIFORK 秋葉原 II」(〒101-0021 東京都千代田区外神田3-13-2)において「ASUS NEXT GENERATION CUSTOM PC」を開催。イベントの主役は、マザーボードのコネクタを裏面に設置することで、ケーブルの露出を抑えた究極の魅せるPCが構築できる「Back-To-the-Future(BTF)」シリーズ(以下:BTF)。メーカー担当者による製品紹介や来場者参加型の組み立て体験セッションなどが行われた。
なお進行は、ASUSのジョージこと市川氏、テクニカルライターのKTU氏、自作PCアドバイザーのモリケン氏ら、自作界の著名人が担当。好天に恵まれた連休初日とあって、会場には多くの自作ユーザーが詰めかけた。
イベントは4部で構成され、12時よりスタート。「ASUS ProArt(PCパーツラインナップ)製品解説」や「GWに組むならこの構成がいーんじゃない?PC DIY最前線対談」「ASUS Back-To-the-Future(BTF)シリーズ解説」「ASUS BTF組立て体験」と、BTFシリーズだけにとどまらない盛りだくさんの内容となった。
ASUS JAPAN株式会社 OPビジネスソリューションマーケティング部 プロダクトマーケティング課 コンポーネント&ゲーミングデバイスマーケティングの市川 彰吾氏 |
自作PCアドバイザーのモリケン氏(左)とテクニカルライターのKTU氏(右) |
まず行われたのが「ASUS ProArt(PCパーツラインナップ)製品解説」。会場の特設コーナーには、ASUSジョージ氏が自腹購入したというオールインワン型水冷ユニット「ProArt LC 420」や、E-ATX対応のミドルタワーPCケース「ProArt PA602」をはじめ関連製品が多数展示された。
今年2月に発売されたE-ATX対応のミドルタワーPCケース「ProArt PA602」。約45,000円前後で販売中 |
産業グレードの静音・高静圧ファンNoctua「NF-A14 IndustrialPPC-2000 PWM」を採用するAIO型水冷ユニット「ProArt LC 420」。ポンプユニットには高性能な3層モーターを搭載し、高い静音性と冷却性能を両立 |
中でも注目を集めていた「ProArt PA602」は、透過率45%のエアフロー効率を最大限まで高めたオープングリルのフロントパネルを採用。単品ではおそらく入手不可という38mm厚200mmの大口径冷却ファン(300〜1,000rpm/最大190.2CFM)を標準で2基搭載させた。なお「ProArt LC 420」の搭載を想定し、トップには最大420mmサイズラジエーターがマウント可能。フロントパネルの裏面にはホコリを検知して掃除のタイミングを知らせるセンサーも備えている。
さらに誤動作を防止する電源ロックボタンを備える他、グラフィックスカードは完全ドライバーレスで搭載可能。さらにPC回りをすっきりとさせるために設けられたWiFiアンテナ収納スペース、移動に便利な内蔵キャスター、メタル製ハンドルなど、まさにハイエンドパーツを搭載することを前提に設計された、ギミック豊富なPCケースだ。
高負荷時にファンの回転数を上げて冷却優先にするモード変更ボタンも装備 | トップのリア側に用意されたWiFiアンテナ収納スペース。指向性はやや気になるもののケーブルも目立たないように隠せる |