2024.05.13 11:32 更新
2024.05.13 取材
扱いにやや難があるものの魅力的なサウンドが楽しめる、超コンパクトサイズの真空管アンプキット「ころがし屋」が千石電商 秋葉原本店に入荷している。「藍パパ」氏による同人ハードウェアで、価格は税込3,680円。
手乗りサイズのコンパクトな真空管アンプキット「CHORO 球」シリーズの新モデル。パッケージで「可愛いルックスから到底、想像できない暴力的利得とノイズ・・・そして熱いサウンド!」「あなたは果たして手懐けられるのか!?」と謳われているように、扱いに難しさがある一方で「真空管アンプ入門者として一度は聴いておきたい」(ショップ)という“熱いサウンド”を特徴とする。
低電圧駆動の真空管アンプで定番になっているYAHA基板準拠の回路で、利得が非常に高く電源ノイズの多さという特性アリ。資料を参考に(部品調達を含め)組み立てが可能な人を対象とした中上級者向けキットになっている。
真空管は6AK5/12AU7/6DJ8/6111など、各専用基板を使用して多くの球に対応。電源はモバイルバッテリにも対応するものの、ノイズを拾いやすいため専用の電池ボックス使用が推奨されている。
なお、「ころがし屋」にスタックして組み立てる専用の「電源フィルター基板」(税込1,580円)も販売中。電源ノイズを低減し、ACアダプタやモバイルバッテリで使用可能なレベルまでノイズ問題を改善可能とされる。
文: 編集部 絵踏 一
千石電商 秋葉原本店: https://www.gdm.or.jp/shop/sengoku/