2024.06.04 02:44 更新
2024.06.04 取材
ASUSがCOMPUTEX TAIPEI 2024にて披露した、年内にグローバルにて発売予定というディスプレイの新製品をチェックしていこう。メディア向け発表会の会場には、5K~8Kの高解像度を特徴とするクリエイター向けディスプレイが複数準備されていた。
まず注目モデルとして紹介されたのが、4Kより77%広い作業領域を確保できる解像度5,120×2,880ドット(218ppi)の27型ディスプレイ「ProArt Display PA27JCV」。DCI-P3 99%をカバーする広色域表示に対応したクリエイター向けモデルで、色精度ΔE<2、CalMAN Verified認証済みのキャリブレーションが施されて出荷される。
また、周囲の明るさに合わせて自動で輝度を調整する機能、ノングレアながらグレアパネルのようにキレイな映像を表示する「LuxPixel Technology」、KVMスイッチや96WのPD給電機能などを搭載。価格は未定だが、2024年第3四半期の発売が見込まれている。
続いて4Kに比べて145%もの作業領域を確保できる、解像度6,016×3,384ドット(218ppi)の32型6Kモデル「ProArt Display PA32QCV」も発表。会場に実機は用意されていなかったが、基本的な仕様は27型5Kモデル「ProArt Display PA27JCV」とほぼ同じようだ。こちらも具体的な価格や発売日は未定。ただし2024年第4四半期に発売されるのでは、とのこと。
すでにリリース済みの32型8Kモデル「ProArt Display PA32KCX」は、グローバルでの発売を2024年第3四半期に控えている。DCI-P3 97%の広色域表示に加え、4,096ゾーンのminiLEDバックライトによる持続輝度1,000nitの明るさを特徴とする。現時点で日本国内における取り扱いは決まっていない。
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27型WQHDゲーミング液晶の「TUF Gaming VG27AQL3A」は、日本国内での発売が決定済みという新モデル。グローバルリリースは昨年8月とやや間が空いたものの、ようやく国内市場に登場することになった。
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一般販売されるASUSゲーミング液晶としては初という本格的なホワイトモデルで、180Hz/1msのFast IPSパネルを搭載。オールホワイトのゲーミング環境構築を目論んでいるゲーマーには、いまから待ち遠しい製品になるかもしれない。6月中旬にも発売予定で、想定売価は52,000円前後の予定。
文: 編集部 絵踏 一/取材・撮影:池西 樹
ASUSTeK Computer Inc.: https://www.asus.com/
COMPUTEX TAIPEI 2024 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2024/