2024.06.05 07:00 更新
2024.06.05 取材
Micro-Star International Co., Ltd.(以下:MSI)ブースでは、最新メモリ規格「CAMM2」に対応するユニークなコンセプトマザーボード「Z790 PROJECT ZERO PLUS」が展示されていた。
「CAMM2」はもともとノートPC向けに開発された製品で、薄型・コンパクトが特徴。そこでM.2 SSDのようにヒートシンクで覆うことでメモリモジュールを隠し、よりスマートな外観にできるという発想から開発が進められたという。
今回披露されたのは「PROJECT ZERO」シリーズに属し、「CAMM2」メモリモジュールを実装するCPUソケット左側には大型のヒートシンクを搭載。さらにコネクタやピンヘッダなどもすべて背面に実装されているため、非常にスッキリとしたデザインになっている。
ブースでは「Z790 PROJECT ZERO PLUS」と「CAMM2」向けカスタムウォーターブロックを採用したデモPCが展示されていた |
また「CAMM2」は通常のDDR5メモリより高クロック動作が可能。さらにシングルスロット構成のため配線が短く、シンプルにできることから高速動作時でも安定性に優れるメリットもあるという。なお現時点で「Z790 PROJECT ZERO PLUS」の製品化については未定とのこと。
文: 編集部 池西 樹
Micro-Star International Co., Ltd.: https://www.msi.com/
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