2024.06.06 09:27 更新
2024.06.06 取材
2015年から製品の開発が進められていたという、Noctuaブランドのフラッグシップ140mmファン「NF-A14x25 G2」がついに完成した。
硬質なポリマーブレードを採用するNoctuaの人気120mmファン「NF-A12x25」をベースにした製品で、フレームとブレードの隙間をわずか0.7mmに抑えることで、風量は最高150m3/h前後、静圧は最高2.5mmH2O以上という高い性能を発揮する。
ちなみに昨年のCOMPUTEXでブースを訪れた際には、Jakob Dellinger氏から最終のテストフェーズである「Final validation phase」の段階であることが語られていた。
その後のテストでラジエーターにファンをネジ止めした状態で長時間運用していると、圧力でフレームがねじれてしまうことが判明。パッド部分に負荷を軽減するための「Relief」を装着する改良が加えられた。そして、遂にすべてのテストを完了し、発売が開始されることになったわけだ。
製品ラインナップはスクエアフレームモデル、スクエアフレームのchromax.blackモデルに加えて、ラウンドモデルも用意され、価格は40ドル前後になる見込み。グローバル市場向けには、スクエアフレームモデルが2024年9月、スクエアフレームのchromax.blackモデルが2025年Q1、ラウンドフレームモデルが2024年6月より発売が開始されるとのこと。
詳細なスペックとともに、もう間もなく発売に関するアナウンスが正式にあるということなので、楽しみに待つことにしよう。
文: 編集部 池西 樹
Noctua: http://www.noctua.at/
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