2024.07.26 10:51 更新
2024.07.26 取材
PC-9800シリーズ起動時のピポ音を鳴らすことができる「PC-98起動音ジェネレータ」のM.2版が家電のケンちゃんに入荷。技術系サークルProject Cによる同人ハードウェアで、SSD向けスロットの「M.2 Key B/M用」とWi-Fiモジュール向けスロットを使用する「M.2 Key A/E用」の2モデルをラインナップする。価格はいずれも税込2,880円。
PC-9800シリーズの起動音を鳴らすことができるガジェットに、ついにM.2スロット版まで登場。PCI Express対応のM.2スロットを搭載したPCやシングルボードコンピュータに組み込むことで、起動時に懐かしの“ピポッ”音が鳴動する。
はんだ工作が不要な完成品で、基板上にはピポ音の長さを調整するボリューム、動作確認用のタクトスイッチを実装。PCI Expressのバスリセット信号をトリガーに使用しているため、電源投入時だけでなく再起動時にも音が鳴る仕組みになっている。なおPCI Express非対応スロットの場合、物理的に取り付けは可能でもピポ音が鳴らない点に注意。
「M.2 Key B/M用」はフォームファクタM.2 2230/2242/2260/2280に対応。基板にV溝が入れられており、使用環境に合わせてカットして使用できる。また、「M.2 Key A/E用」は、Wi-Fiモジュールなどと同等のM.2 2230に対応している。
ちなみに狭小なスペースに存在することも多いM.2スロットを使用する都合上、搭載スピーカーがかなり小型になっており音量は小さめ。それでも一般的なM.2デバイスに比べて1mm程度厚みがある(M.2の規格は2mmのところ、本基板は3mm程度)ため、ノートPCなどによっては組み込めない場合があるとのこと。
文: 編集部 絵踏 一
家電のケンちゃん: https://www.gdm.or.jp/shop/2017/0101/193926