2024.07.26 13:00 更新
2024.07.26 取材
ACASチップモジュールをICカードに変換できる「Acasicカード(アカシックカード)」の取り扱いがKVC lab.で始まっている。初回分は入荷数が少量だったこともあり即完売。再入荷分も通販では早々に完売してしまい、店頭分は7月27日(土)にごく少量を販売予定という。また、近日中の大量入荷も予定しているとのこと。
ACAS方式の4K/8Kおよび地デジ/BSCS放送対応機器に内蔵されている、ACASチップモジュールをICカード化。PCに接続された一般的なPCカードリーダーで使えるようにする“汎用変換基板”とされる。ショップいわく「分かる人には分かる」仕様の「各種検証、開発用機材」となっている。
機能としては、ISO7816対応のチップモジュールをPCカードリーダーで読み込み可能にするというもの。ACAS方式では該当チップを内蔵するチューナーでしか録画や視聴ができない(機器間の使い回しができない)点がネックなところ、PCを使用して録画・再生が可能になる。
基板上には主にP社製モジュールが装着できる8pinのピンヘッダと、S社製モジュール向けのmicroUSB端子を搭載。必要に応じて使用できる汎用8pinピンヘッダも備えている。
ちなみにmicroUSB端子は一般的なUSB規格ではないため、対応モジュール以外は使用不可。また、あくまでPCでの使用が前提のため、テレビやレコーダーなどのB-CAS機器では使用できない。
文: 編集部 絵踏 一
KVC lab.: https://www.gdm.or.jp/crew/2022/0901/453888