2024.08.02 11:00 更新
2024.08.02 取材
AMD(本社:アメリカ)から、Socket AM4プラットフォームに対応する新型デスクトップCPU「Ryzen 5000XT」シリーズ計2モデルの発売が開始された。
COMPUTEX TAIPEI 2024の基調講演にて発表された製品で、コアアーキテクチャはZen 3、製造プロセスにはTSMC 7nm FinFETプロセス(I/Oダイは12nmプロセス)を採用。製品ラインナップは「Ryzen 9 5900XT」と「Ryzen 7 5800XT」の2モデルが用意されている。
「Ryzen 9 5900XT」は、Socket AM4のフラッグシップモデルであるRyzen 9 5950Xと同じく16コア/32スレッドに対応。動作クロックはブースト時最大4.8GHz、ベースクロック3.3GHzとされ、Ryzen 9 5950Xからそれぞれ0.1GHz低下しているものの、ほぼ同等のパフォーマンスが期待できそうだ。
その他、キャッシュはL1が1,024KB、L2キャッシュが8MB、L3キャッシュが64MB、TDPは105Wで、最大動作温度は90℃。なおCPUクーラーは付属していない。
「Ryzen 7 5800XT」は、コア数はRyzen 7 5800Xと同じ8コア/16スレッドだが、ブーストクロックは最大4.8GHzへと0.1GHz向上している。それ以外のスペックは共通で、ベースクロックは3.8GHz、L1キャッシュは512KB、L2キャッシュは4MB、L3キャッシュは32MBで、TDPは105W。なお製品にはWraith Prism Coolerが付属する。
販売ショップはパソコンSHOPアーク、ソフマップAKIBA パソコン・デジタル館、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.、ドスパラ秋葉原本店、パソコン工房 秋葉原パーツ館。価格は「Ryzen 9 5900XT」が税込69,800円、「Ryzen 7 5800XT」が税込48,800円で、いずれのCPUとも在庫はそれなりに潤沢。ただし店員によれば、今のところ問い合わせなどは特になく、Ryzen 9000シリーズを待っている人が多いようだとのこと。
文: 編集部 池西 樹/取材・撮影:ウエムラ
AMD: https://www.amd.com/