2024.08.05 13:01 更新
2024.08.05 取材
これまで実機では不可能だった、ネオジオ ミニのオートデモを可能にする「demogeoRemote(デモジオリモート)」の試作機が家電のケンちゃんに入荷している。「うっかり」氏による同人ハードウェアで、近く正式な製品化を予定しているという。
ミニ筐体一体型ゲーム機のさきがけとして知られるネオジオ ミニだが、小型ゲーム機として高い完成度をもつ一方で、仕様上内蔵タイトル(40本/一部バージョンは48本)それぞれのデモプレイを自動で切り替えることができなかった。「demogeoRemote」は一定の周期でコマンドを自動で入力し、タイトル選択画面に戻って別タイトルを選択、次のデモプレイに移行してくれる。
同店店長の原田氏によるリクエストで試作されたプロダクトで、同氏いわく「内蔵タイトルのゲーム映像を延々デモしたいというファンは少なくなく、そうしたディスプレイ用途向け」とのこと。さらに「ウインドウ内などに展示してデモしたいショップ」向けにも適しており、そもそも製品化依頼の動機も店頭デモの利便性向上に由来している。
Type-C型のコントローラ端子に接続して使用する外付けのユニットで、店頭に展示されているのはあくまで機能実証用の試作機。デモ時間は、1~3番のDIPスイッチにより15秒/1分/3分/5分/10分から選択可能。4番でランダム選択の有無を設定できるようになっている。
近く製品化される予定になっており、「実際に発売される製品は、別の形になっていると思う」(ショップ)とのこと。価格も現時点では未定だ。
文: 編集部 絵踏 一
家電のケンちゃん: https://www.gdm.or.jp/shop/2017/0101/193926