2024.08.17 14:09 更新
2024.08.17 取材
オリオスペックにAlphacool製のサンプルが多数入荷。今後発売予定の新製品をドイツ本社でセールスマネージャーを務めるAndreas Walter氏に紹介してもらった。注目製品をお伝えしよう。
「CORE DDCZERO PUMP」は、46mm×24mmと非常にコンパクトな水冷ポンプだ。一般的に流通しているポンプの多くは、PC以外の用途に向けて開発されたものばかり。その点「CORE DDCZERO PUMP」はPC用として開発された、Alphacoolオリジナルの水冷用ポンプだという。
小型サイズでありながら、CPUとGPUを同時に冷却できる性能を備えているのが特徴。具体的には回転数が3,000rpm~4,800rpm、最大流量が220L/h、最大揚程は1.4m。レベル2の設定でD5ポンプと同等の性能を発揮するという。
さらに低消費電力で動作するのも特徴。回転数3,000rpmで1W、4,800rpm(最大)でも5Wで動作。一般的なポンプは約30W~40W台で動作するため、非常にエコなシステムが構築できる。気になる発売時期はグローバル市場向けで11月頃を予定。日本での展開が待たれる注目のアイテムとなりそうだ。
高温環境でも動作するなど耐久性も高く、動作音も静かなようだ |
「ACool Apex Pro Skelton Carbon Case」は、素材に高耐久カーボンファイバーを採用するオープンフレームケース。VPP Apex D5ポンプを標準で備えた専用デザインのDistro Plateを備えることからも、DIY水冷構築を前提としたハイエンドケースである事が想像できる。
カーボン製のフレームは、CNC加工されたアルミニウムのコーナーで各所が連結されているモジュラーデザインを採用。将来的にはカーボンフレームやアルミニウムのコーナーの単体販売をすることで、ユーザーが自由にケースを拡張できるようになる。
冷却性能的には360mmサイズラジエーター2基と、120mmサイズラジエーター1基を同時に搭載が可能。側面には内部が視認できるスモーク仕様のガラス製サイドパネルが装着されている。外形寸法は幅259.8mm、高さ573mm、奥行き607.5mm。オリオスペックでは予約を受け付けており、価格は税込193,600円。10月頃の発売が予定されている。
「CORE 1 LT CPU COOLER」は、2024年第3四半期より販売が開始される、CPU用ウォーターブロック。産業用途にも採用される3D-Jetplateにより、中心から入った冷却水を均等に分散。受熱ベースを薄く設計することで、冷却性能を高めているという。なお製品はAMDとIntel用のほか、RGB内蔵モデルも用意される。
さらにGPUウォーターブロック「Core Geforce RTX 4090 Founders Edition with Backplate」もラインナップ。透明度が高く分厚いアクリルを使用し、全ての製品でアルミバックプレートが付属。サーマルパッドは貼り付ける位置が分かるよう、個別に色分けされたパッケージに収められていた。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
Alphacool: http://www.alphacool.com/
オリオスペック: https://www.gdm.or.jp/shop/olio/