2024.08.25 02:55 更新
2024.08.25 取材
メーカートークセッションから再びの休憩を挟んで、いよいよ本番である「MSIカスタムPC王者決定戦」がスタートした。先ほどのインフルエンサー大会とは異なり抽選で選ばれた一般参加者が競うイベントで、見事当選した6名が集結。銀さん、よっくすさん、ナヨシさん、ハルさん、凌櫻 りょうさん、マリアさんたちがカスタムPCの腕前を競い合うことになった。
使用パーツを抽選で決めるというランダムスタイルは先ほどと同様ながら、「速さ」(最大20点)だけでなく「完成度」(最大50点)、「配線」(最大50点)、「個性」(最大30点)の4項目が評価されるという、総合力が問われる難しいチャレンジになる。その分賞品も豪華で、1位にはなんと“100万円PC”を構成するパーツセットの「豪華絢爛賞」が進呈される、太っ腹な大会だ。
基本的なスタイルはインフルエンサー大会と共通だが、合計4つの評価項目で総合的な自作力を競うことになる。採点するのは各協賛メーカー担当者で構成される審査員たちだ |
1位以外にも豪華賞品を用意。グラフィックスカードやマザーボード、PCケース、AIO水冷ユニット、SSD&メモリなどが順位に応じて挑戦者に進呈される |
先ほどと同様にくじで使用パーツを抽選。無作為に選ばれたパーツが挑戦者の前に積まれることに |
さすがこうした大会に応募するだけはあり、どの参加者も慣れた手つきで黙々と目の前のパーツを組み立てていく。審査員メンバーの(実質的な)トークセッションで清水氏が「カスタムPCの世界は、自作キャリアが長い“野生のプロ”がたくさんいる」と語っていたように、玄人はだしの腕前で“魅せる”マシンが仕上がっていく様子は集まったファンの目を楽しませてくれた。
とは言え、ランダム構成でなおかつ配線までこだわった組立に制限時間の45分は短すぎたようで、時間内に完成に至ったのは1名のみ。急遽プログラムが15分延長して継続され、合計60分のタイムで競われることになった。さてどのような結果になったのか、流れを追ってご紹介していこう。
それぞれ自分の組込スタイルがあるようで、着手する箇所や手順はだいぶ違う |
空冷クーラーよりも、やはりAIO水冷を引き当てた場合は配線が複雑になっているようだ |
速さだけでなくケーブルの取り回しも評価対象ため、それぞれ裏配線スペースの処理には大いに気を使うことに |
一見すると完成に近いように見えた背面コネクタマザーボード構成だが、裏配線スペースにケーブルが集中。組込やすい反面、集合したケーブルの処理には時間がかかった模様だ |
いち早く終了宣言をしたナヨシさん。本来の制限時間である45分以内に完成させたのは同氏のみだった | 続いて15分の延長時間内に完成させたのはマリアさん。この2名が完成、ほか4名は惜しくも未完成となった |
組立セッション終了後はアピールタイム。「組んだPCに名前をつけて」という無茶振りも |
完成させた両名は、各項目を足した結果なんと同点。審査員の多数決による最終審査の結果、ナヨシさんが1位に輝いた |
6位の凌櫻 りょうさんと「愛してるPZ Legendary Extreme」(清水氏命名) |
5位の銀さんと「トマホーク1号」 |
4位のよっくすさんと「星龍伝説」 |
3位のハルさんと「一ヶ月はかけてゆっくりとMOD PCにしたかった子」 |
2位のマリアさんと「Snow Dragon」 |
1位のナヨシさんと「MSI&Cooler Master LOVE」 |
MCの伊石さんによる「また来年!」という声で閉幕。またの開催に乞うご期待 |
文: 編集部 絵踏 一
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社: https://jp.msi.com/