2024.08.26 13:02 更新
2024.08.26 取材
電流・電圧を分けて増幅する回路を採用したヘッドホンアンプ基板「禁断のヘッドホンアンプ S」が千石電商 秋葉原本店に入荷している。TakazineZoneによる同人ハードウェアで、販売価格は税込2,380円。
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いわく「知る人ぞ知る有名なアンプの回路に近い設計」を採用、「一人で何枚も買っていく人が結構いる」(ショップ)とアキバでも大ヒットになった「禁断のヘッドホンアンプ」のシングルオペアンプ版にあたる製品。ブリッジ回路により電圧と電流を分けて増幅するステレオヘッドホンアンプ基板で、ヘッドホンアンプ以外にラインバッファやプリアンプとして使用可能なほか、2枚を使用してバランス型として運用することもできる。
1枚にステレオ(2ch分)の回路が入っており、電圧増幅オペアンプと電流増幅オペアンプの2つで構成。左右で独立したオペアンプIC構成になっており、合計4個のオペアンプを使用する。
部品実装例(試作/画像はTakazineZoneより) |
ゲインは約10dB(変更可能)。電源電圧が高いと発振しやすくなるため、「±5V~±12Vあたりがおすすめ」(クリエイター)とのこと。また、電流は100mAで十分なものの大きめの方が音質が良くなる傾向があるとのことで、「500mA~1Aがおすすめ」(同)という。
なお、製品は基板のみのため、その他必要な部品はユーザー自身が調達する必要がある点に注意。部品表はないため、回路図の定数を参考に部品調達、組立を行うことになる。
「禁断のヘッドホンアンプ」(上)との比較 | 店頭で展示されている「禁断のヘッドホンアンプ」の作例 |
文: 編集部 絵踏 一
千石電商 秋葉原本店: https://www.gdm.or.jp/shop/sengoku/