2024.09.04 08:00 更新
2024.09.04 取材
大掛かりな機器や天文学の知識がない人でも簡単に高解像度な天体観測ができる、DWARFLAB(本社:香港)の新型スマート望遠鏡「DWARF 3」のプロジェクトがGREEN FUNDINGで開催中です。
国内で2,000万円以上の支援金額を達成した「DWARF II」の後継モデルにあたる製品で、長方形型のコンパクトなデザインを踏襲しつつセンサーはSONY IMX415から画素サイズが90.24%増加した高感度・低ノイズなSONY IMX678にアップグレードされています。
また2倍以上の光収集能力を備えたペリスコープデザインの35mm望遠レンズや、可視光と天文用のデュアルバンドパスフィルター、天体のディテールを残しながらノイズを低減するAIノイズ除去により、クリアで美しい天体観測ができるようになっています。
使い方も三脚にセットして、スマホアプリから星を探し、録画ボタンを押すだけと簡単です。フォーカスやキャリブレーション、追尾といった作業はすべて自動で行ってくれるため目的の星を撮影できなかったという心配はありません。
さらに予約撮影や、複数の望遠画像を組み合わせ細部をクリアに表現するアストロモザイク、星の軌跡を1枚の画像にするタイムラプス撮影、太陽の黒点や月の表面のクレーターのワンクリック撮影など豊富な機能を搭載しています。
ちなみにキャンペーンの締切は9月26日で、すでに2,000万円を超える支援を集めプロジェクトは成功しています。なお現在の支援金額は4%割引の89,999円からで、製品の出荷は2024年10月予定。それほど待たずに天体観測を始めることができそうです。
文: 編集部 池西 樹
GREEN FUNDING: https://greenfunding.jp/