2024.09.26 11:00 更新
2024.09.26 取材
ここからは注目の新製品を個別に解説していく。「MEG X870E GODLIKE」は、フラッグシップモデルに相応しい110A SPSによる24+2+1フェーズ電源回路を採用するなど、強力な設計が際立つ。また一連の製品群では唯一10層PCBと10ギガビットLANを搭載している。
またホットスワップ対応の2基のM.2スロットを備えた拡張カード「M.2 XPANDER-Z SLIDER GEN 5」や、サーマルセンサー、チューニングコントローラー、ケースフロントパネル、EZ Conn JAF_2などのヘッダを拡張する「EZ Hub」、システムの状態やカスタムイメージを表示できる「Dynamic Dashboard III」など独自機能も満載で、最上位らしい製品に仕上げられていた。
「MPG X870E CARBON WIFI」は、ブラックを基調にLEDライティングを備えた「CARBON」シリーズに属するゲーミングマザーボード。MSIのAMD X870E/X870マザーボードでは、「MEG X870E GODLIKE」に次ぐ製品ということもあり、110A SPSによる18+2+1フェーズの電源回路や、5ギガビットLAN+2.5ギガビットLANのデュアル有線LAN、ヒートパイプを内蔵した拡張ヒートシンクを搭載するなどかなりハイエンドよりの設計になっている。
M.2スロットはPCI Express 5.0(x4)×2、PCI Express 4.0(x4)×2の計4スロットで、すべてのスロットに裏面ヒートシンクを備えた「M.2 Shield Frozr II」を標準装備。さらに最上段のM.2スロットには、マグネットで固定する「EZ Magnetic M.2 Shield Frozr II」が実装されている。
「MAG X870 TOMAHAWK WIFI」は、ブラックを基調にしたミリタリー風デザインが人気の「TOMAHAWK」シリーズに属するコストパフォーマンス向けゲーミングマザーボード。
電源回路は80A SPSによる14+2+1フェーズ構成で、有線LANは5ギガビットLANを搭載。M.2スロットはPCI Express 5.0(x4)×2、PCI Express 4.0(x4)×2の計4スロットで、すべてのスロットに「M.2 Shield Frozr II」を標準装備する。
「PRO X870-P WIFI」は、シルバーのヒートシンクを採用した「PRO」シリーズに属するエントリーモデル。
電源回路は60A SPSによる14+2+1フェーズ構成で、有線LANは5ギガビットLANを搭載。M.2スロットはPCI Express 5.0(x4)×1、PCI Express 4.0(x4)×2の計3スロットで、「M.2 Shield Frozr II」は最上段のみ実装。また今回の製品の中では唯一USB4が1ポートに制限されている。
文: 編集部 池西 樹
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社: https://jp.msi.com/