2024.10.23 12:00 更新
2024.10.22 取材
ゲーミング向けの主力「ROG STRIX」シリーズで担当者がイチオシに挙げていたのが、今回発表されたマザーボードで唯一のMini-ITXモデル「ROG STRIX Z890-I GAMING WIFI」だ。SNSなどで“違法建築”などと揶揄されることもある複雑なギミックは健在で、折りたたみ式(?)のヒートシンクにサンドイッチするようにPCI Express 5.0対応M.2スロット×2を詰め込んだ「M.2 Q-Release Duo」を備えている。
チップヒートシンクの上部に2階建てで搭載される「M.2 Q-Release Duo」は、I/Oパネル側に内蔵された小口径ファンで丸ごと冷却する仕様。さらに「M.2 Q-Release Duo」上部には、必要に応じて30/40mmファンを増設できる設計になっている。
10(110A)+1(90A)+2(90A)+1(80A)フェーズPOWER STAGES電源回路と大型ヒートシンクを備え、I/Oカバー裏にはその冷却を助けるMOSファンも内蔵。ATXモデルとほぼ変わらないパフォーマンス発揮を可能にする装備が満載されている。
そのほか、最大9,200MT/s対応メモリスロット、2.5ギガビットLANおよびWi-Fi 7、Thunderbolt 4×2などを備える。サウンド機能はボード上には非搭載のため、DAC内蔵のUSBサウンドユニット「ROG STRIX HIVE II」が付属する。なお、製品は11月中にリリース予定とされる。
「ROG STRIX Z890-F GAMING WIFI」は、16(110A)+1(90A)+2(90A)+ 2(80A)フェーズPOWER STAGES電源回路を搭載するメインストリーム向けマザーボード。ヒートパイプ内蔵の大型VRMヒートシンクを備え、その上部には「POLYMO LIGHTING」を内蔵している。
最大8,600MT/s対応メモリスロットやPCI Express 5.0対応M.2スロット×1を搭載。M.2ヒートシンクは約120gと大型で、利便性を高めるクイックリリース機構なども漏れなく装備。ネットワークは2.5ギガビットLANおよびWi-Fi 7に対応し、Thunderbolt 4×2を備えている。
「ROG STRIX Z890-A GAMING WIFI」は、16(90A)+1(90A)+2(90A)+2(80A)フェーズPOWER STAGES電源回路を搭載するホワイトカラーのメインストリーム向けモデル。ヒートパイプ内蔵の大型VRMヒートシンクやイルミネーションLCD「POLYMO LIGHTING」、約120gの大型M.2ヒートシンクなどを備える。
そのほか、最大9,066MT/s対応メモリスロット、PCI Express 5.0対応M.2スロット×1を搭載。ネットワークは2.5ギガビットLANおよびWi-Fi 7に対応、インターフェイスはThunderbolt 4×2など。
「TUF GAMING Z890-PRO WIFI」は、16(80A)+1(80A)+2(80A)+1(80A)フェーズPOWER STAGES電源回路を搭載したエントリーゲーミングマザーボード。最大9,066MT/s対応メモリスロットや大型ヒートシンク付きPCI Express 5.0対応M.2スロット×1を搭載、各種クイックリリース機構も備える。なお、拡張スロット側のM.2スロットには(ネジ固定ながら)幅広な「Full-coverd M.2 Heatsinks」が装着されている。そのほか、2.5ギガビットLANおよびWi-Fi 7に対応、インターフェイスはThunderbolt 4×2など。
「TUF GAMING Z890-PLUS WIFI」は、16(80A)+1(80A)+2(80A)+1(80A)フェーズPOWER STAGES電源回路を搭載したブラックカラーのエントリーゲーミングマザーボード。最大9,066MT/s対応メモリスロットやPCI Express 5.0対応M.2スロット×1を搭載、拡張スロット側のM.2ヒートシンクは簡略化されている。