2024.11.12 00:00 更新
2024.11.11 取材
ここしばらくで相次いでSanDiskからmicroSDカードの2TBモデルが出てきました。結構前にリリースされていたものですが、ようやく製品が入荷するようになった次第。これまで国内ではキオクシアから出ているだけだったので、まだまだ2TBモデルはレアな存在と言えますね。
それで新登場のカードですが、「SanDisk Extreme PRO」シリーズの2TBモデルが読込最大250MB/sで書込最大150MB/s。「SanDisk Extreme」シリーズの2TBが読込最大240MB/sで書込最大140MB/sと、ちょっとだけ転送速度が違います。共通しているのは、両方ともmicroSDカードとしてはかなり速度が速いということですね。
キオクシアはUHS-I準拠のカードでしたから、転送速度は最大100MB/s止まり。ところがこの2シリーズはSanDisk QuickFlowという独自技術を使ったカードで、倍以上の速度を出しているわけです。(詳細は非公開ですが)おそらく同等クラスの速度が出るSamsungとかのカードと同様に、UHS-I DDRインターフェイスを使っているんだろうと思います。
ただ問題は、この速度をフルに発揮するにはPCに対応カードリーダーを接続しないといけないことですね。一般に売られているリーダーでも最大200MB/s程度、ウチで売っている中では最大170MB/sが出るモデルが一番高速です。それ以外の周辺機器ではここまでの速度は出ませんから、基本的にスピード云々というより「microSDカードの2TB」として使う人がほとんどだろうと思います。
そうなると実用面での違いはあまりないでしょうから、個人的にはより手頃な「SanDisk Extreme」の方がオススメです。金額も現状で5,000円も違いますからね。
文: 編集部 絵踏 一
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