2024.11.13 00:00 更新
2024.11.13 取材
生活する上で欠かせないスマートフォンですが、持っていないと落ち着かない「スマホ依存症」や、使いすぎによる眼精疲労や脳疲労によって体調を崩してしまう人が増えています。そんなスマートフォンの使いすぎを解消するために開発されたのがミニマル仕様のE-Inkフォン「Mudita Kompakt」です。
「Cyberpunk 2077」などを手がける「CD Projekt」の共同創設者が立ち上げたブランドのMuditaが開発。ディスプレイには眼精疲労の原因とされるブルーライトが発生しないE-Inkを搭載し、一般的な液晶や有機ELに比べて目の負担を大幅に軽減することができます。
またOSはAndroid Open Source Project(AOSP)をベースにカスタマイズされた「MuditaOS K」を採用しています。あらかじめ登録されているアプリは電話、SMS、メモ、マップ、電卓、カメラ、電子書籍リーダーなど基本的なもののみ。ソーシャルメディアやゲーム、動画など中毒性のあるものはなく、Google Playも敢えて非対応にすることで、半ば”強制的に”スマートフォンの使いすぎを解消できるというわけです。
簡単にスペックを確認しておくと画面サイズは4.3型、解像度は800×480ドットで、CPUはクアッドコアのMediaTek MT6761V、メモリは3GB、ストレージは32GB(microSDの増設も可能)、SIMはeSIMとnanoSIMに対応し、ネットワークは4G LTE、Wi-Fi、Bluetooth 5、NFCをサポートしています。
バッテリ容量は3,300mAhで、低消費電力なE-Inkを使用しているためスタンバイモードなら6日間の連続駆動が可能。また筐体はIP54準拠の防塵/防水性を備えているため、雨天時などの使用でも安心です。
そんな「Mudita Kompakt」ですが、すでにプロジェクトは成立しており、今なら32%割引の超早割価格299ユーロで購入することができます。なお製品の発送は2025年4月より順次開始される予定です。
文: 編集部 池西 樹
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/