2024.12.09 11:48 更新
2024.12.09 取材
サブミニチュア管を使用したポータブルアンプを組み立てることができる工作キット「Stick Submini」が千石電商 秋葉原本店に入荷している。じんそん氏が手がけた同人ハードウェアで、価格は税込5,500円。
「Stick Submini」の作例。ただしケースは担当スタッフによる自作 |
超小型サイズの真空管である、サブミニチュア管を使用したポータブルアンプキット。Bluetooth DACとしても使用可能で、物理スイッチでBluetooth機能をON/OFFできる珍しい仕様になっている。
サブミニチュア管は5676や1AD4に対応、1.25V管であれば大抵使用できるとのこと。B電圧は23V駆動。フローティング構造によりマイクロフォニックノイズの発生を抑えているという。また、コンフィグ書き換えで細かい動作設定が可能。
また、Bluetoothモジュールは技適取得済みの「BM83SM1」を使用しており、コーデックはSBC/AACに対応。DACはTDA1387(NOS)が採用されている。
製品には基板一式のほか、3Dプリントケース、TDA1387 DAC、一部のネジ・スペーサーが同梱。真空管をはじめその他の必要部品を追加で購入し、はんだ工作で組み立てる必要がある。
ちなみにショップによれば「作業手順を間違えると詰んでしまう場合がある」など、中上級者向けのキットになっている。「技術もさることながら、それ以上に忍耐が必要」とは組み立てたスタッフの談で、なかなかにチャレンジングなキットのようだ。
文: 編集部 絵踏 一
千石電商 秋葉原本店: https://www.gdm.or.jp/shop/sengoku/