2025.01.06 23:00 更新
2025.01.06 取材
ASRock Incorporation(本社:台湾)は2025年1月6日、Intel B860およびAMD B850チップセットを搭載するミドルレンジ向けの最新マザーボードを発表した。
Intel Z890の下位グレードにあたるIntel B860マザーボードは、PCI Express 5.0レーン数が増強(16→20)され、上位モデルがThunderbolt 4を標準装備。AMD X870の下位にあたるAMD B850マザーボードは、(ごく一部を除き)PCI Express 5.0スロットを標準装備するほか、上位モデルがWi-Fi 7に対応した。
また、最新世代マザーボードらしく利便性向上のための便利ギミックを備える点も特徴だ。グラフィックスカード用クイックリリース機構の簡易版と言える、大型ラッチの「ライト・リリース・デザイン」が一部モデルで導入。さらに上位チップ搭載マザーボードに採用されたツールレスM.2ヒートシンク「Toolless M.2 Heatsink」(+M.2 Latch)、SSDの熱をPCBに逃がす「M.2 サンドイッチヒートシンク」も一部モデルに採用されている。
なお、IntelとAMDともにミドルレンジ(またはエントリー)向けを想定したチップセットということもあり、最上位の「Taichi」シリーズ製品はなし。ゲーマー向け「Phantom Gaming」シリーズ、高耐久が特徴の「Steel Legend」シリーズ、配信向け「LiveMixer」シリーズ、コストパフォーマンス志向の「Pro」シリーズ(およびそれ以下のグレード)をラインナップする。
国内市場向けには、Intel B860マザーボードが合計8モデルが1月14日より、AMD B850マザーボードは合計6モデルが1月7日より順次発売される予定だ。
Intel B860マザーボード |
AMD B850マザーボード |