2025.01.06 23:00 更新
2025.01.06 取材
B860 Steel Legend Wi-Fi |
圧倒的な耐久性を特徴とする人気シリーズの「Steel Legend」からは、ATXモデル「B860 Steel Legend Wi-Fi」とMicroATXモデル「B860M Steel Legend Wi-Fi」が発売される。
電源回路は80A Dr.MOSを採用する14+1+1+1+1フェーズ(MicroATX版は12+1+1+1+1)構成。さらに大手部品メーカーと共同開発を行った、1,000uF静電容量の20Kコンデンサが採用されている。105℃環境下で2万時間動作するという、いわく「ほぼ半永久的と言っていい耐久性」(担当者)がトピックで、高性能・大容量なコンデンサを採用することで部品点数を抑え、故障リスクを軽減している。
PCI Express 5.0スロットおよびPCI Express 5.0対応M.2 SSDスロットを搭載し、ネットワークは2.5ギガビットLAN+Wi-Fi 6Eに対応。グラフィックスカード用大型ラッチの「ライト・リリース・デザイン」(ATXモデルのみ)を装備するほか、ツールレスM.2ヒートシンク「Toolless M.2 Heatsink」(+M.2 サンドイッチヒートシンク)を備えている。
B860 Steel Legend Wi-Fi |
多数のUSBポートを備えた配信者向け「LiveMixer」シリーズの新製品「B860 LiveMixer Wi-Fi」は、手頃な価格のBシリーズチップ搭載モデルでLiveMixerが欲しいという、ユーザーからのフィードバックを受けて発売が決定。また、MicroATXモデルを作ってほしいとのリクエストも多かった(特に日本市場)とのことで、MicroATX版の「B860M LiveMixer Wi-Fi」もラインナップに加わった。
ATXモデルは合計22ポートのUSB(MicroATX版は合計16ポート)を実装。上位チップ搭載モデルに比べ高速ポートが限定的という違いはあるものの、「USBの速度よりとにかくポート数が欲しいという向きには、Bシリーズ製品がいい選択肢になる」とは担当者の談。ちなみに「LiveMixer」シリーズと言えば異色のビビッドなカラーリングも特徴だったところ、最新モデルでは落ち着いたカラーとデザインに変更されている。「今後どの方向性になるかは売れ行き次第かも」とのこと。
ATXモデルはDr.MOSを採用する12+1+1+1+1フェーズの電源回路(MicroATX版は10+1+1+1+1構成)を搭載。PCI Express 5.0スロットおよびPCI Express 5.0対応M.2 SSDスロットを備え、ネットワークは2.5ギガビットLAN+Wi-Fi 6Eに対応する。また、大型ラッチの「ライト・リリース・デザイン」および「Toolless M.2 Heatsink」(+M.2 サンドイッチヒートシンク)を備えている。
会場には国内発売未定のMicroATXモデル「B860M Lightning WiFi」のみ展示されていた |
「Phantom Gaming」シリーズのIntel B860マザーボードは、国内向けにはMini-ITXモデルの「B860I Lightning WiFi」のみ発売される。110A SPS採用の10+1+1+1フェーズ電源回路を搭載するほか、オーバークロック性能と安定性を向上させる「Memory OC Shield」により最大9,333MHzの高クロックメモリを運用できる。
PCI Express 5.0スロットおよびPCI Express 5.0対応M.2 SSDスロットを備え、ネットワークは2.5ギガビットLAN+Wi-Fi 6Eに対応。コンパクトモデルということもあり、クイックリリース機構の類はオミットされている。
B860M Pro RS WiFi |
コストパフォーマンス志向の「Pro」シリーズからは、ATXモデルの「B860 Pro RS WiFi」とMicroATXモデル「B860M Pro RS WiFi」が発売される。
いずれもDr.MOSを採用する10+1+1+1フェーズ電源回路、PCI Express 5.0スロットおよびPCI Express 5.0対応M.2 SSDスロットを搭載。ネットワークは2.5ギガビットLAN+Wi-Fi 6Eに対応する。
会場には展示されていなかったものの、低価格ながら2.5ギガビットLAN+ギガビットLAN+Wi-Fi 6E対応という、優秀なネットワーク機能を備えたMini-ITXモデル「B860I WIFi」も発売される |