2025.01.07 11:00 更新
2025.01.07 取材
ASUS JAPAN株式会社(本社:東京都千代田区)は2025年1月6日、AMD B850/B840チップセット搭載マザーボードを発表。これに先立ち行われたメディア向け製品発表会では計7製品を披露し、本日7日(火)11時より販売がスタートした。
内訳はAMD B850チップセットを搭載する「ROG STRIX」シリーズ3製品、「TUF GAMING」シリーズ2製品、AMD B840チップセットを搭載する「PRIME」シリーズ2製品。AMD B650チップセットとの主な違いはPCI Express 5.0の正式サポート。さらに電源フェーズ数の増加や、採用ヒートシンクを厚みのある形状にするなど、要所がアップデートされている。
また、組み込みに便利な「ASUS Q-Design」を採用。グラフィックスカードのクイックリリース機構である「PCIe Slot Q-Release Slim/PCIe Slot Q-Release」をはじめ、スライド式のM.2 SSD固定機構「M.2 Q-Slide」およびラッチ式のツールレスリリース機構「M.2 Release」、抜き挿しするだけのWi-Fiアンテナ「A-Antenna」など、これらはほとんどのモデルに採用されている。
販売価格はAMD B850チップセット搭載モデルが税込44,980円~55,980円、AMD B840チップセット搭載モデルが税込34,980円~39,980円。ちなみにAMD B650チップセット搭載マザーボードの販売価格が税込約18,000円~25,000円だけに、割高という印象は拭えない。
複数の販売ショップでも「AMD B650チップセット搭載モデルの在庫がある間は厳しいかもしれない」との声が聞かれるほか、「Ryzen対応マザーの上位製品が欲しい人は、AMD X870系チップセット搭載モデルを購入するだろう」といった見方も。ちなみにAMD B650チップセット搭載製品は既に生産が終了しており、流通在庫のみとなるようだ。
次に先日行われたメディア向け製品発表会より、各モデルを個別にご紹介しよう。
16(80A)+2(80A)+2(80A)フェーズPOWER STAGES電源回路を搭載する、ゲーミング向けマザーボード。最大8,000MT/s対応メモリスロットやPCI Express 5.0対応のx16スロットとM.2スロット×1を搭載。ネットワークは2.5ギガビットLANおよびWi-Fi 7に対応し、Thunderbolt 4×1を備えている。売価は税込55,980円。
14(80A)+2(80A)+2(80A)フェーズPOWER STAGES電源回路を搭載する、ホワイトカラーのゲーミング向けマザーボード。基本スペックは「ROG STRIX B850-F GAMING WIFI」と同じ。売価は税込50,980円。
Mini-ITXフォームファクタを採用するゲーミング向けマザーボード。10(70A)+2(70A)+1(80A)フェーズPOWER STAGES電源回路を搭載し、冷却用小型ファン「VRM Active Cooling」を内蔵する。そのほか、最大8,400MT/s対応メモリスロット×2やPCI Express 5.0対応のx16スロットとM.2スロット×2を搭載。ネットワークは2.5ギガビットLANおよびWi-Fi 7に対応し、Thunderbolt 4×1を備えている。売価は税込59,980円。