2025.01.15 00:01 更新
2025.11.15 取材
人気SBC(Single Board Computer)の最新モデル「Raspberry Pi 5」を使ってレトロデザインのポータブルコンピュータを作る、ユニークな組み立てキット「Pilet」シリーズのプロジェクトがKickstarterで進行中です。
製品ラインナップは、5型IPSディスプレイを搭載した「Pilet 5」と、7型IPSディスプレイを搭載した「Pilet 7」の2モデルで、ディスプレイはタッチスクリーンに対応するため、タブレットのような操作が可能です。
さらに「Pilet 5」には、QWERTYキーボードやトラックボール、スクロールホイールの他、ゲーム用のジョイスティックとして動作する4方向のナビゲーションスイッチとA/B/X/Yのゲームボタンも標準装備され、単体でポータブルゲーミングデバイスとしても使うことができます。
また「Pilet 7」は、モジュール構造を採用しており、ベースとなる本体はタッチパネルのみ搭載。しかし、本体の下側にモジュール用コネクタが用意されており、オプションでスクロールホイールなどを備えたQWERTYキーボードや、ゲームパッドなどが接続できるようになっています。
いずれも電源はUSB Type-Cによる給電の他、各種保護機能を備えた8,000mAh×2のバッテリモジュール(オプション)にも対応し、7時間以上の連続駆動が可能になるということです。またKickstarter支援者のみの特典として、高速なSSDが利用できるNVMeモジュールが付属します。
そんな「Pilet」ですが、すでに1,700人から380%を超える支援を受けプロジェクトは成功しています。価格は「Pilet 5」が309カナダドル(約34,000円)、「Pilet 7」が289カナダドル(約32,000円)で、製品の配送は2025年7月の予定です。なお「Raspberry Pi 5」は同梱されていないため、別途用意する必要がある点には注意してください。
文: 編集部 池西 樹
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/