2025.02.02 08:00 更新
2025.02.01 取材
ASUS JAPAN株式会社(本社:東京都千代田区)は2025年2月1日(土)、LIFORK 秋葉原 II(〒101-0021 東京都千代田区外神田3丁目13-2)にて「ASUS NEXT GENERATION CUSTOM PC 新製品発表イベント 2025」を開催した。
MC役の村井理沙子さん進行のもと、NVIDIA GeForce RTX 50シリーズをはじめ、IntelおよびAMDの新CPU対応マザーボードについてASUS・ジョージ氏が徹底解説。特にGeForce RTX 5080/5090搭載のグラフィックスカードについては、初の実機展示ということもあり、来場者から高い注目を集めていた。
冒頭あいさつに登壇したASUS JAPAN INC. OP Business Group David Fu氏 | MC役の村井理沙子さん |
また、リリースされたばかりの第4世代QD-OLED採用の27型4Kゲーミングディスプレイ「ROG Swift OLED PG27UCDM」のデモ機もお披露目されるなど、ASUSの新製品が一堂に介する盛りだくさんの内容だった。
ASUS JAPAN INC.のジョージ氏とグラフィクスカード担当のOP Business Group Emma Chan氏 |
会場中央で展示されていたのが、ASUS製のGeForce RTX 5080/5090搭載のグラフィックスカード。ラインナップは、360mmラジエーターのオールイワン型水冷ユニットを搭載する「ROG Astral LC GeForce RTX 5090 32GB GDDR7 OC Edition」を筆頭に、クアッドファンクーラーを備えた「ROG Astral GeForce RTX 5090 32GB GDDR7 OC Edition」「ASUS TUF Gaming GeForce RTX 5080 16GB GDDR7 OC Edition」「ASUS PRIME GeForce RTX 5080 16GB GDDR7 OC Edition」の4モデルだ。
国内未発表の「ROG Astral LC GeForce RTX 5090 32GB GDDR7 OC Edition」は、ROGシリーズに新たに加わった新ブランド「ROG Astral」の最上位モデル。3基の120mmRGBファンを搭載する38mm極厚ラジエーターを採用する水冷仕様のハイエンドグラフィックスカードだ。
また、コールドプレートやGPUとヒートスプレッダの隙間を埋めるように融解する相変化素材GPUサーマルパッドを使用することで、優れた熱伝導性を実現するという。市場想定売価は、税込599,800円で2月下旬の発売を予定している。
1月29日付けリリースでも話題となった「ROG Astral GeForce RTX 5090 32GB GDDR7 OC Edition」は、表側×3と裏側×1による合計4つのファンで静圧を最大20%向上させた「クアッドファンフォース」を採用する。
搭載時、垂直方向に強力なエアフローを発生させることで、最大20%の静圧効果を生む。それにより、GPU温度を劇的に下げ、OCモード時2,610MHz(デフォルトモード時2,580MHz)という高クロックを実現した。なお、3.8スロット占有の本体重量は2.86kgで、先代のGeForce RTX 4090よりもさらに重い。
「ASUS TUF Gaming GeForce RTX 5080 16GB GDDR7 OC Edition」は、3.6スロット占有の3連ファンクーラーを装備したGeForce RTX 5080グラフィックスカード。シリーズお馴染みのMILスペックのTUFチョークやMOSFET、TUF 5Kブラックメタルコンデンサを採用。ROG Astral同様、相変化素材GPUサーマルパッドも採用されている。
「ASUS PRIME GeForce RTX 5080 16GB GDDR7 OC Edition」は、NVIDIAのサイズ規格であるSFFに対応する2.5スロット設計の3連ファンクーラー搭載GeForce RTX 5080グラフィックスカード。外形寸法は幅126mm、奥行き306mm、厚み50mm、重量1.34kgで、ハイエンドGPUながら取り回しの良さがウリ。
「ROG Astral GeForce RTX 5090 32GB GDDR7 OC Edition」を搭載したゲーミングPCとともにデモ展示されていたのが、第4世代QD-OLEDを採用する27型4Kゲーミングディスプレイ「ROG Swift OLED PG27UCDM」だ。
担当者曰く「映像の綺麗さを実感してほしい」というハイエンドゲーミングディスプレイ「ROG Swift」に属する製品。従来から画面のちらつきを20%削減した「ROG OLED Anti-Flicker 2.0」や、ユーザーがディスプレイから離れると自動的にブラック画像に遷移、戻ってくると即座に画面の内容を復元する「Neo近接センサー」、パネルを保護する「ASUS OLED Care Pro」などの機能を搭載する。
そのほか、リフレッシュレート240Hz、応答速度0.03msの高速描画に対応。ゴーストやティアリングを防止する「Extreme Low Motion Blur」、表示内容をリアルタイムで解析して最適な画面モードを自動的に適用する「A.I. Visual technology」などのゲーマー向け機能を備える。発売は2月7日の予定で市場想定売価は税込184,320円とされる。
「クアッドファンフォース」の様子がよくわかる「ROG Astral GeForce RTX 5090 32GB GDDR7 OC Edition」を搭載したデモ機 |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
ASUS JAPAN株式会社: https://www.asus.com/jp/