2025.02.10 10:59 更新
2025.02.10 取材
レトロPCのキーボードをWindows PCで使用可能にする変換ユニット「魔術師の杖98」および「魔術師の杖68」が発売。クラシックPC研究会による同人ハードウェアで、家電のケンちゃんにて税込7,128円で販売されている。
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魔術師の杖68 |
「魔術師の杖98」は、PC-9801用キーボードをWindows PCに接続するための変換ユニット。往年のレトロキーボードのタッチをWindowsマシンで味わいたい、エミュレータを実機のキーボードで使いたいといったニーズに応えるための製品だ。
PC-9801用キーボード側のコネクタはminiDIN 8pinで、PC側コネクタはUSB Type-C。別途PC接続用のUSB Type-C to Type-Aケーブルを用意する必要がある。従来モデルからキーリピートのロジックを変更することで、各種キーボードが安定して動作するようになったという。
なお、クラシックPC研究会によると「Ctrl+XFERを入力すると半角/全角/漢字に対応するキーコードを出力するため、漢字モードに入ることができる」「特定キーはそのままではMS-IMEが認識しないため、フリーソフトなどを使用して標準キーコードを仮想キーコードに割り当てる必要がある」とのこと。
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同時に入荷した「魔術師の杖68」は、X68000用キーボードをWindows PCに接続するための変換ユニット。Windowsで使用するためのノーマルモードのほか、xm6/WinX68/ex68などの各種エミュレータへキーを割り当てて使用するためのエミュレータモードを備えている。コネクタはX68000キーボード側がminiDIN 7pin、PC側がUSB Type-C(同様に別途ケーブルが必要)。
エミュレータモードは、xm6用のモードAとWinX68/ex68用のモードBを内蔵。全キーの割り当てに対応している。なお、こちらも特定キーはそのままではMS-IMEに認識されないため、フリーソフトなどを使用して標準キーコードを仮想キーコードに割り当てる必要がある。
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文: 編集部 絵踏 一
家電のケンちゃん: https://www.gdm.or.jp/shop/2017/0101/193926
クラシックPC研究会: https://classicpc.org/