2025.02.19 00:00 更新
2025.02.19 取材
iPhoneがUSB Type-Cに対応したこともあり、最近ではスマートフォン向けを謳うポータブルSSDが増えています。ただし、その多くがMagSafe(またはメタルリング)を使って背面に固定するタイプで、装着したままにしておくには少々かさばります。そんな欠点を解消するため開発されたのが、今回紹介する「Planck SSD」です。
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世界最小サイズを謳うポータブルSSDで、コネクタ一体型の横長デザインを採用することでスマートフォンに取り付けた場合の出っ張りを最小限に抑えることができるというもの。本体重量も約10gしかなく、装着していることを気にせず使うことができます。
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インターフェイスはUSB 3.2 Gen 2で、最大1,050MB/sの高速データ転送に対応。さらにサーマルパッドとアルミニウムのヒートシンクを組み合わせた冷却機構を備え、サーマルスロットリングによる速度低下を抑えることで、440MB/s以上の転送速度が要求される4K/120のProRes動画もフレーム落ちなく撮影できるように設計されています。
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筐体は耐衝撃プラスチック製で、最大3m(10フィート)からの落下に耐えることができるとのこと。さらにケース内部に水やホコリが侵入しない密閉構造のため、屋外でも安心して使うことができます。
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容量ラインナップは1TBと2TBの2モデルで、2TBなら最大150分のProRes動画撮影が可能。またiOS、iPadOS、Androidのほか、macOS、Windows、Linuxなど幅広いOSをサポートするため、データ移行用のストレージとしても力を発揮してくれるでしょう。
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さてそんな「Planck SSD」ですが、すでに目標金額を達成し、プロジェクトは成立しています。支援額は1TBモデルが34%割引の125ドル(約19,130円)、2TBモデルが33%割引の199ドル(約30,280円)で、製品の配送は2025年5月の予定です。
文: 編集部 池西 樹
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/