2025.04.07 19:09 更新
2025.04.07 取材
真空管ポータブルアンプキットをBluetooth化する専用の拡張基板「MONYACA7 BAL用 PCM1704 BT基板」が千石電商 秋葉原本店で販売されている。「じんそん」氏による同人ハードウェアで、価格は税込4,400円。
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DACチップをはじめ、各種部品を実装した状態 |
バランス出力に対応した真空管ポータブルアンプキット「MONYACA7 BAL」をBluetooth化するための拡張基板。既存のBluetooth化基板とは異なり、オーディオマニアに定評のある高音質DACチップの「PCM1704」を使用する設計になっている。
ちなみに「PCM1704」は現時点で入手難易度が極めて高く、ショップによれば「特定のAVアンプからの抜き取りなどで入手する必要がある」とのこと。さらに組み合わせるコンデンサなども特殊なものを使用するため、完成させるにはかなりの追加出費が必要になるという。ただし実際に組み立てた同店スタッフによると「音質が別モノになるため、苦労する甲斐はある」ようだ。
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同店スタッフによる組込み例(ケースは自作) |
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製品には、デジタルフィルターを使用するオーバーサンプリング(OS)版と、ノイズ対策が難しいものの音を好むファンが多いというノンオーバーサンプリング(NOS)版の両方の基板が同梱。それぞれにSOPオペアンプ仕様とmuses05オペアンプ仕様から選択できる、合計4枚の基板で構成されている。
ちなみにショップによれば、「工作の難易度も高めのため、0.3mm径など細めのはんだを使用することをオススメする」とのこと。
文: 編集部 絵踏 一
千石電商 秋葉原本店: https://www.gdm.or.jp/shop/sengoku/