2025.04.08 00:00 更新
2025.04.08 取材
やっぱり任天堂の影響はスゴイな、というのが正直な感想です。これまで使い道がなくほとんど売れていなかった「microSD Expressカード」が、Nintendo Switch 2への採用が発表されるや否や、あっという間に完売。アキバのショップはもちろん全国のECサイトでも品切れになって、一般のニュースでも取り上げられるくらいの騒ぎになりましたからね。
事前に大量仕入れを行っていたウチもビックリ。これなら無理してもっとたくさん発注していればよかったかも、なんて考えちゃいますよ(笑)。
![]() |
キッカケはご存知Nintendo Switch 2の詳細仕様が発表された先日のNintendo Directで、ウチの通販(アスビック)にも配信の最中から大量の注文が舞い込みました。通販担当が算出してくれたところによると、分速5.63枚、時速にして337.62枚の勢いで売れていたというから、これまたビックリ。さすがにそこまでの在庫は持ってなかったですけど、あればあるだけ売れていたような状況ということですね。
ひとつ興味深いのは、購入者のほとんどが1枚のみの注文だったということ。多くても3枚の購入までで、80%以上の人が1枚でした。Switch 2で使うために確保しておこう、という純粋なユーザーの立場で購入された方がほとんどということです。
![]() |
海外のリーク情報などをもとに、事前に大量仕入れされていたmicroSD Expressカードの在庫。当日はここに写っている以上の数が早々に完売した |
ちなみに次回入荷の時期は未定で、もし入荷しても値段はかなり高くなると思います。ただそもそもの話、品切れ騒動になった原因の一つはmicroSD Expressカードの流通量自体が少なかったから。超高速だけど使い道(対応機器)がなく、それでいて高いというカードをたくさん在庫する理由がないですからね。
今後は大量の発注を受けて流通量も改善するでしょうし、Samsungや任天堂ライセンス品をはじめ今後発売予定のカードもアリ。さらに他のメーカーから発売されるという話も聞いてますから、ある程度余裕をもって購入を検討してもらえればと。そもそもSwitch 2の発売自体がまだ先(6月5日)の話ですしね。
文: 編集部 絵踏 一
テクノハウス東映: https://www.gdm.or.jp/shop/tech-toei/